猫1












出発直後、近所のお稲荷さんでは
猫さんがひたすら日向ぼっこです。

猫2










両国に着くと回向院では
三毛さんが玉石でしきりに遊んでいます。
両手で投げてはじゃれつくのです。
とてもいじらしいのです。

両国駅











と、言うわけで、今日は両国です。

鼠小僧


三毛さんのいた回向院には鼠小僧のお墓があります。
みんなが欠いてかけらを持っていくので丸くなったのだそうです。今ではこのお墓の手前にそれ用の墓石が立っています。
回向院は明暦の大火の犠牲者を弔うために建てられました。
江戸時代はここの境内で相撲興行が行われていました。
戦前までの国技館もここにありました。
戦後はGHQに接収されその後は、団交などが行われた日大講堂になりました。
今ではオフィスなどが入った複合ビルになっています。


吉良










すぐ裏手にあるのが吉良上野介、終焉の地です。
この井戸の水で首を洗ったということです。

時津風部屋











すぐそばにあるのが時津風部屋

ちゃんこ








両国には場所柄、ちゃんこやさんがたくさんあります。
隅田川のそばに見つけたお店です。
永谷園さん、ラーメン茶漬けの次は、
「ちゃんこチャーハン」でどうでしょう?

ももんじや






今が旬の牡丹鍋、「ももんじや」です。
すごいネーミングです。
建物は新しくなりましたが、
初めて見つけたときの衝撃がよみがえります。
80ホンはありました。
地下鉄の中と同じです。

両国橋








両国橋です。
山本周五郎「さぶ」の冒頭、
雨の中、泣きながら歩くさぶを栄二が追いかける、
両国橋です。

柳橋










両国橋のすぐ上流の柳橋。
神田川の終点です。

国技館











もう少し上流の右手が国技館です。

蔵前橋











もう少し上流が蔵前橋です。

処理場









蔵前橋を渡った右手が蔵前国技館のあったところです。
今は下水処理場になってます。
国技館の変遷はこちら

旧安田邸1








蔵前橋を渡って戻ると右にあるのが、
旧安田邸庭園です。
庭だけが残っています。
ドーム状の建物は両国公会堂です。

旧安田邸2








安田善次郎さんは、富士銀行、
安田海上火災、浅野セメント等の創業者です。
鶴見線の「安善」の駅名の由来とは知りませんでした。
詳しくはこちら

慰霊堂1











通りをはさんで関東大震災の「慰霊堂」です。

慰霊堂2











鳩が飛び立ちます。

慰霊堂3














後ろは塔になっています。
コンペによって建てられた建物です。


不思議













中に入ると不思議な生き物が

児童慰霊碑




震災で犠牲になった5千人の小学生を悼んだ
「遭難児童弔魂像」です。
小学生だけで5千人とは・・・。
阪神淡路の犠牲者が6千余名ですからねぇ。
しかし悲劇は終わらないのです。
戦時中、この像は徴用されたのです。
二度殺されたようなものです。
しかも誰かを殺したかもしれません。
現在の像は昭和36年に再建されたのだそうです。

復興記念館










震災と戦災の資料が展示された「復興記念館」です。
震災時のここの様子はこちら

江戸東京博物館





開館してすでに10年になる「江戸東京博物館」です。
ずっと税金の無駄使いだと思ってきたのですが・・・。
絢爛豪華な大名屋敷、片隅に見つけたロウヤの文字。
つぶさにわかる武士、商人、職人の暮らし。
街の賑わい。
有史以前から現代まで、6時間かけてのタイムトリップ、
足はフラフラ、頭はクラクラです。


Feb.2003


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