ゥ JVC/ AIC
テレビ版最終話について
小中千昭の個人的な見解
ep-25 Walking on the moon
(from The Police's tune)
ep-26 Still alive and well
(from Johnny Winter's tune)
バブルガム クライシス TOKYO 2040 は、全26話という構成で制作がスタートしました。脚本も、オンエアの始まるずっと以前に、26話分を私と村井さだゆきさんとで書き終えています。
1998 年 10 月から、テレビ東京にてオンエアが始まりましたが、その直後、この放送枠では24本分までしか放映出来ない事になりました。
これは物理的なタイムテーブル上によるものです。
各話完結スタイルのシリーズであるなら、途中のエピソードをオミットして、最終話までオンエアする――という手段が採れたのですが、このバブルガム クライシス TOKYO 2040 は、完全に連続物というスタイルにしています。こうした理由は他で述べたいと思いますが、ともあれそういうシナリオであったのです。
林監督は、日本ビクター、 AIC 、私らと協議し、途中を端折るのではなく、そのまま24話でオンエアを終えるという決断をされました。
25、26話は、地方局番販、衛星放送などでシリーズが放送される場合があっても、オンエアしないで、ビデオのみのリリースとなります。
深夜枠のアニメーション・シリーズは、オンエアだけで採算が採れるものでは当初からありません。ビデオ・リリースを前提としている以上、ビデオのショウ・ケースという側面があるのは事実です。
しかし、私としては、 OVA ではなく、あくまでテレビ・シリーズとしてのシナリオを書いていますし、こうなった事態は極めて遺憾に感じています。
テレビでバブルガム クライシス TOKYO 2040 を応援してくれた、ファンの方々には、申し訳ないという思いでいっぱいです。しかし、こういう決断をした林監督、日本ビクター、 AIC の決断を私は支持します。
この作品に限らず、アニメーションの制作は極めて苛酷な状況です。その中で、最善・最良の結果を作品として世に出したいと、現場スタッフは必死に頑張っています。
決して、ビデオを売らんかなとしてこういう措置を採ったのではない事だけは、是非ご理解戴きたいと思います。