中尊寺

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 平泉は世界遺産登録を目指していることもあり、こちらに住んでいるうちに一度は行ってみたかった所でしたので、菊まつりを機に見てきました(どうでも良いことですが、中尊寺を初めて知ったのは中学生の時で、中尊寺を見に行った友達からお土産のキーホルダーを貰ったのがきっかけでした。そのキーホルダーには、松尾芭蕉の「五月雨の 降残してや 光堂」の句が書いてあったことを覚えています)。昨年(2008年)の菊まつりは10月20日〜11月15日に開催されて、スケジュールの都合上、最終日に行って来ました。平泉駅からは駅の近くのレンタルサイクルで自転車を借りて移動しましたが、良いサイクリング日和でした。
 キクは本堂や参道などで展示されていて、無料で見物出来ました。どれくらいの数が展示されていたのかは不明です。キクはいろいろな品種があるものの、菊まつりで主に展示されている厚物は、見た目が代わり映えしないことから好みとは言い難いですが、栽培技術には目を見張るものがあり、花自体を楽しむと言うよりそちらの方が見所でした(^^ゞ。紅葉も綺麗でしたが、今回は、キクに限って紹介します。
 金色堂も見てきましたが、丁度、その前日から仙台市博物館で開催された特別展「平泉 〜みちのくの浄土〜」のために持ち出された仏像があり、入れ違いになってしまいました( ̄▽ ̄;。なお、中尊寺の公式サイトは、こちらです。

 左端:盛岡菊花会、奥州水沢菊花会、衣川菊花会、平泉菊花会、藤沢町菊花友の会等の愛好会の方の作品が展示されていました。鉢物の三本仕立てが多かったです。
 左から2番目:地元の小学生の作品も展示されていました。ふと、自分も中学校の技術の授業で育てたことを思い出しました。一際背の高いキクがあり、「置いていた場所が長日になっていて、なかなか花芽が着かなかったのかな?(キクは典型的な質的短日性で、限界日長より日長が短くならないと花芽分化が誘導されない)」などと想像してしまいました。
 右から2番目:鉢植えと比べると数が少なかったですが、盆栽も展示されていました。土に植えた場合と発達の仕方が違うかもしれませんが、根っこが見えるところが興味深かったです。
 右端:「前垂れ型懸崖」と呼ばれる仕立て方です。数百の花を一斉に咲かせる技術に感嘆しました。

 

 懸崖仕立てのキクは本堂の飾りにもなっていました(左端)。左から2番目の写真のもの(品種は‘白梅’)は、優等賞を受賞したようです。千輪作り(右から2番目)や三重の塔(右端)のような飾り付けもありました。



 キクは似たような色・形をしたものが多く、なかなか見分けられませんが、その中でも気になった品種です。厚物より管物の方が好みですが、厚物の品種の方が多かったです。いつも通り、コレクションしてきました(笑)

‘富士の新雪’ ‘兼六雪峰’ ‘国華由季’ ‘精山春姫’ ‘宝幸蘭々’
 
‘精興公爵’ ‘山陽雲水’ ‘泉郷花風船’ ‘泉郷情熱’ ‘さがみ川’


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