2002年の新着情報(バックナンバー)2月分    トップページに戻る


(2月28日) 品川での2月27日(水)のスギ花粉はやはり「非常に多く」179.3個/cm2/日で、ヒノキ花粉が0.6個/cm2/日、その他の花粉が1.2個/cm2/日でした。 昨日の聖路加病院の自動計測では午前中にはほとんど飛散せず、13:00から20:00に多く飛散したようです。 本日も都心の予報は「やや多い」となっていますので、雨が止んでから注意が必要と思われます。

(2月28日) 「気象庁 大気中に浮遊する微粒子 エーロゾル居所つかめ 温暖化予測の精度向上」と「大気中に浮遊し、気候に影響を与える微粒子『エーロゾル』の観測を強化する」と報道されました(日経2/27夕)。  「排ガス大幅規制 粒子状物質最大85% NOx50%削減 ディーゼル対策主眼」「2005年から適用 中央環境審答申案」と環境省の諮問機関である中央環境審議会大気環境部会の専門委員会が26日答申案を固めたようです(読売2/26夕)。 「低公害車 米、30億ドル税優遇 燃料電池車など普及促進」とブッシュ米国大統領が表明したようです(日経2/26夕)。 東京都衛生局でも「ディーゼルと花粉症の関連」を検討するために疫学調査が大田区と福生市、昭島市で3月に行われます。 環境問題に公的機関が取り組んでいる様子がうかがわれます。

(2月27日) 品川での2月26日(火)のスギ花粉は、69.1個/cm2/日、でその他の花粉が0.9個/cm2/日でした。 昨日までの累積スギ花粉飛散数は、1月の3.7個/cm2/月を加えて1194.2個/cm2/57日でした。 症状アンケートも関東などで先週の大飛散の影響か、多くの方のご協力が得られ大変感謝いたします。 そこに含まれるコメントをご紹介させていただきますが、かなり症状が悪化して苦労されている様子が感じられますが、そこで寄せられたご質問にお答えする時間がありませんのでご了承ください。

(2月26日) 品川での2月25日(月)のスギ花粉は、自動計測結果から推測されたように、86.1個/cm2/日、でその他の花粉が2.5個/cm2/日でした。 本日の花粉予報は都心で久しぶりに「多い」ですんでいるようですが、引き続き注意が必要な事には変わりがありません。 今週の週間予報で見てもほとんど毎日「非常に多い」が続くようです(三共アベンティス読売)。

(2月26日) 今年は東日本の各地で、2月としては記録的な大量のスギ花粉飛散が確認されているようです。 先週の末頃には、栃木で670.0個/cm2/日、相模原で737.0個/cm2/日、船橋で247.1個/cm2/日、甲府で282.9個/cm2/日、静岡市で319.8個/cm2/日、土浦市で651.0個/cm2/日、などの今年最高値が記録されているようで、インターネット上で確認されます。 毎週の症状アンケートでも先週から悪化している方が急増しているようです。

(2月25日) 品川でのスギ花粉は2月23日(土)322.5個/cm2/日、2月24日(日)179.9個/cm2/日と、2月としては考えられないほど大量の花粉飛散が見られます。 またヒノキ花粉も2月23日(土)0.3個/cm2/日、2月24日(日)0.6/cm2/日と初観測されました。 その他の花粉は2月23日(土)2.2個/cm2/日、2月24日(日)3.4/cm2/日でした。 昨日の聖路加病院自動計測では、午後4:00から7:30にピークを認めました。 時には中央区で高尾や丹沢を上回る時間帯もありますが、これが単なる花粉の時間的な移動なのか、再飛散や房総や茨城方面からの飛散なのかは不明です。 本日の予報も都心多摩共に「非常に多い」となっています。

(2月25日) 今年の春は暖冬で飛散開始が早まっただけでなく、過去と比較にならないほど多いスギ花粉が2月に飛散しています。 今年は昨日までに累積1035.3個/cm2/24日でしたが、これまでの品川での2月のスギ花粉観測数は、平成13年(265.2個/cm2/月)、平成12年(152.5個/cm2/月)、平成11年(93.5個/cm2/月)、平成10年(196.5個/cm2/月)、過去最高の平成9年でも(204.3個/cm2/月)でした。 今後の花粉飛散の展開を予測することは、容易ではないと思われます。

(2月25日) 毎日新聞の余録(2/25)でスギ花粉症が取り上げられ、根本的な対策として国会やハクション議員連盟の対策が望まれています。 「損保保険会社や大手銀行が『天候デリバティブ』と呼ばれる金融商品の売りこみに力をいれて、冷夏や長雨などの天候不順による営業面での打撃をカバーする試みが行われているようです(2/25毎日)。 残念ながら個の仕組みに花粉情報は含まれていないようです。

(2月23日) 品川での2月22日(金)のスギ花粉は、飛散予報どおり「非常に多い(50個/cm2/日以上)」207.4個/cm2/日と、さらに今年最高の観測数を記録しました。 その他の花粉は1.5個/cm2/日でした。 聖路加病院の自動計測でも昨日は午前9:30より14:30まで大量に観測し、その後も一晩中飛散が続き、今朝も午前3:30より午前8:00頃まで増加しています。 PPnetで見ても高尾、丹沢、相模原も昨日が今年最高のピークを示しているようです。 3月の累積スギ花粉数532.9個/cm2/22日は品川での最高の観測数です。 本日も都心、多摩共に「多い」の予報が出されています。

(2月22日) 品川での2月21日(木)のスギ花粉は132.4個/cm2/日今年最高の「非常に多い」観測数でした。 その他の花粉は1.2個/cm2/日です。 本日の予報も都心、多摩とも「非常に多い」となっているので厳戒な注意が必要です。 聖路加病院の自動計測では午後2時より突然大量の飛散が見られ、その後深夜から今朝8時まである程度の飛散が続いているようです。

(2月21日) 品川での2月20日(水)のスギ花粉は16.0個/cm2/日と「やや多い」飛散が観測され、その他の花粉が0.6個/cm2/日でした。 本日は予想最高気温15℃で南風という飛散数が多くなりそうで、都心「多い」、多摩「非常に多い」と予報が出されていますので、ご注意ください。

(2月20日) 品川での2月19日(火)のスギ花粉は16.0個/cm2/日と「やや多い」飛散が観測され、その他の花粉が3.1個/cm2/日でした。 聖路加病院の自動計測によると12:30から18:00にピークがあったようです。 東京都衛生局、慈恵医大、PPnetの花粉情報を「森林塾」が解析し、毎日報告しています。 また花粉症日記も頻回に更新がみられます。

(2月19日) 2月18日(月)は都内での最高気温が13.9℃と上昇し、品川ではスギ花粉が30.2個/cm2/日と「多い」飛散が観測され、その他の花粉が4.6個/cm2/日でした。 自動計測情報 PPnet でもリアルタイムに御覧なれたように、11:30から17:30位に中央区での飛散数が多く見られましたが、夕方の気温低下と共に花粉発生源でも飛散数が減少しました。 本日の都内での予報は「少ない」ですが、日本気象協会による週間予報(三共アベンティス読売)によると、週末にかけて注意が必要そうです。 「スギ花粉今年もご用心 関東3年連続大量飛散 国産材の需要低迷 伐採進まず急増?」と報道されました(日経夕2/18)。

(2月18日) 品川で2月16日(土)にスギ花粉が10.2個/cm2/日、その他の花粉が0個/cm2/日、2月17日(日)はスギ花粉8.0個/cm2/日、その他の花粉0個/cm2/日とほぼ予報通りの飛散が認められました。 本日の花粉予報も都心「やや多い」、多摩「多い」となっています。

(2月16日) 品川で2月15日(金)にスギ花粉が2.8個/cm2/日、その他の花粉が0個/cm2/日と少ない飛散数が観測されました。 本日の飛散予報は今年初めて、都内で「やや多い」、多摩で「多い」となっていますので注意が必要と思われます。 都心の天気予報は、晴で、最高気温11℃、風向きは西南西、最大風速1mと、やや飛散しやすい状況と思われます。

(2月16日) NIKKEI Netいきいき健康の「特集花粉症第2回」が始まりました。 「今年は『ヒノキ花粉』が猛威をふるう」と報道されました(2/13ゲンダイネット)。 今日昼過ぎに日本テレビ「報道速報プロジェクト」で花粉症が取り上げられるようです。 「第8回日本アレルギー週間」が本日から22日まで開かれ、各地で講演会などが開かれます。 「経世済民術」の一こまマンガで「今週の花粉情報」掲載されています(2/16毎日)。 2月14日のInfoseekの時事キーワードランキングで「花粉症」が4位から6位に低下しました。 「CRCとゼフィール、花粉の飛散情報を配信するWebサイト 」と報道されました(2/14BizTech)。 「花粉症対策のウソ&ホント」特集がBestGear3・4合併号で掲載されています(7ページ)。

(2月16日)  医療従事者向けの「医学のあゆみ200巻5号」で「花粉症研究の進歩」が特集されています。 第20回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会が3月7日-9日島根で開かれ、花粉症を含めた研究が報告されます。

(2月15日) 品川で2月14日(木)にスギ花粉が1.5個/cm2/日、その他の花粉が0.6個/cm2/日と、少ない飛散数でした。 やはり一昨年も示したように、2月3月の花粉飛散早期には気温の高さ(日本気象協会のお天気カレンダー)と、スギ花粉飛散数が関連あるようです。

(2月14日) 従来医療従事者向けだけだった飛散花粉の自動計測結果が、Pollen Pollen NetWorkで一般の方にも見ることができるようになりました(PP net)。 自動計測では実際に花粉を眼で観察していないので、花粉以外の粒子を数えてしまうこともありますので、観測結果の解釈にはまだまだご注意ください。 いまのところ2月7日から9日には4観測地点で多くの飛散が見られるという傾向があるようです。  リンク集も最新のサイトが多く紹介され、とても役に立ちそうです。

(2月14日) 2月13日(水)は寒い一日で、品川でもスギ1.2個/cm2/日、その他0個/cm2/日と花粉がほとんど飛散せず、患者さんの症状も軽くなっています。 時間にゆとりがないためにアンケートの解析やご紹介が遅れてすみません. 少なくとも皆様から寄せられたコメント2/12は早めにご紹介させていただきたいと思います. 

(2月14日) 「『スギ花粉の量平均90%抑制』直径27センチ未満で と林業試験場実証」と発表されました(2/14毎日)。  昨年の幼木での実証に嗣ぐ第2弾で、ジャガイモの芽を押さえる野に使われる「マレイン酸」の水溶液をスギの樹幹注入したものです。

(2月13日) 2月12日(火)は比較的寒い日でしたが、品川でスギ花粉が8.3個/cm2/日、その他の花粉が1.2個/cm2/日観測されました。 自動計測器での観測結果とほぼ同程度の飛散数でした。 都心での予報は2月1日から本日まで「少ない」が続いていますが、気温の上昇と共に飛散数が増加すると思われ、週末頃からより注意が必要と思われます。

(2月12日) 品川で2月9日(土)にスギ花粉が48.1個/cm2/日、その他の花粉が3.1個/cm2/日とさらに飛散数が増加しています。 ただし2月10日(日)はスギ0.6個/cm2/日、その他0個/cm2/日、2月11日(月)もスギ1.5個/cm2/日、その他0個/cm2/日と減少しています。

(2月9日) 各地で花粉飛散が開始しています。 初観測については東北北海道を除き、全ての地域で観測されています(三共)。 また花粉飛散の一週間予報が月曜日午後2時頃に更新されます.

(2月9日) 2月8日(金)の品川でのスギ花粉は25.3個/cm2/日、その他の花粉は4.6個/cm2/日と二日続けて多くの花粉が飛散しました。 本日も聖路加病院の自動計測器によると、昨日を上回るスギ花粉様粒子の飛散が朝4時を中心に確認され、40-50個位の「多い」となるかも知れません。 そこで連休中の行楽などには、スギ花粉に十分ご注意ください。 2月7日のInfoseekの時事キーワードランキングで「花粉症」が4位に上昇しました。

(2月9日) 東京都衛生局は2月8日に「スギ花粉都内の全地点で飛散開始! 昨年より2週間ほど早くスギ花粉の飛散開始日を迎えました」と緊急発表いたしました。 それによると私達の品川での観測結果同様に、2月7日には大田や杉並でも20個/cm2/日を越える飛散数が観測されています。 また「ディーゼル車排出ガスと花粉症の関連に関する第2回調査委員会」が開催され、東京都の花粉症に対する対策が検討されました。 東京都衛生局の作成した花粉症一口メモが、平成14年度版に作り変えられました。

(2月8日) 2月7日(木)は突然品川でスギが21.3個/cm2/日と「やや多い」飛散が観測されました。 本日1個/cm2/日以上の飛散が確認されれば、2月7日が飛散開始日となります。 その他の花粉も4.9個/cm2/日と増加ぎみです。 花粉飛散シーズンに突入したと考えて、十分な対策を講じる事が必要です。

(2月8日) 日本アレルギー協会による「第8回アレルギー週間」が2月16日から22日まで開きます(2/8毎日)。 会期中を中心に全国でアレルギー講演会が開催される予定です。 花粉症をとりあげるものも、2/17福岡、2/17新潟、2/17高知、2/23大阪、などがあります。

(2月7日) 2月6日(水)は暖かく晴れてスギ花粉飛散も危惧されましたが、品川でのスギ花粉は0個/cm2/日、その他も0.3個/cm2/日でした。 西東京市では2月2日が飛散開始日となっているようです。

(2月6日) 品川での2月5日(火)のスギ花粉は0個/cm2/日、その他も0個/cm2/日でした。 毎日の最高気温の累積が400℃を越えましたので、飛散開始も間近だと思われます。 大分県福岡県では2月1日が飛散開始日と考えられます。

(2月6日) 「花粉症 今年はヒノキが多い 一日の防衛計画をホームページで飛散状況を確認」と報道され(2/5日経夕)、ヒノキ花粉による花粉飛散時期の延長と、症状の長期化が気になります。 「県が予測 今春、昨年の3割増 スギ花粉大飛散か」と報道されました(千葉日報2/5)。  これは2月4日に千葉県農林水産部林務課より出された「平成14年春のスギ花粉量予測について 」の報告書によるもので、東京都の予報と少し異なるようです。 「今年も流行!花粉症タイプ別『万全法』やり方次第で効き目に大差」「発症前に受診が軽くすますコツ」と早期対策が特集されています(2ページ)(週刊朝日2/15号)。

(2月6日) 「米でポプラのゲノム解読へ 樹木では初めて」と米エネルギー省の計画が報道されました(2/5日経夕)。 ポプラは成長速度が速く、遺伝子組み替え法を用いて、大気中の二酸化炭素や環境汚染物質を吸収する試みが進められているとのことです。 スギに関してはスギゲノムデータベース研究プロジェクトが、国内で行われています。 これらの研究がスギ花粉症対策に生かされるかどうか、期待して見ていきたいと思います。

(2月5日) 品川での2月4日(月)のスギ花粉は0.6個/cm2/日、その他も0個/cm2/日でした。 2月5日締切の、先週の症状アンケートのコメントをご紹介します。

(2月5日) 佐橋紀男+花粉情報協会によって著された、岩波アクティブ新書「ここまで進んだ花粉症治療法」700円、が本日発売されます。 昨年11月での最新の花粉症関連情報が得られますので、患者さんや医療従事者のかたがたにお役に立てていただけると思います。 なお本書の印税は非営利特定団体「NPO花粉情報協会」の活動資金に寄付され、国内における花粉情報の安定供給や精度管理などに生かされますので、よろしくご支援ください。

(2月4日) 品川での2月2日(金)のスギ花粉は0.9個/cm2/日、その他も0個/cm2/日で、2月3日(日)のスギ花粉は0.6個/cm2/日、その他も0.6個/cm2/日でした。 先週の1/29集計の症状アンケート回答者は女性31名、男性25名の合計56名で、30才代25名、20才代10名、40才代11名でした。 現在ある程度の症状が、何らかの原因で起こっている事が確認されました。

(2月2日) 品川での2月1日(金)のスギ花粉も0個/cm2/日、その他も0個/cm2/日でした。 ただし累積開咬気温は363℃となり、来週中にも飛散開始が起こるかもしれません。 林野庁のスギ花粉に関する情報のページが大きく書き換えられ、参考になる情報も多く得られます。 その中で文部科学省の2002年春の関東地方の飛散数についてがで関東7地域の飛散予測に触れています。 花粉症に関する情報が、日刊スポーツエキサイトYahoo!ショッピングYahoo!天気情報 、などで得られます。

(2月2日) 医療従事者向けのケアネットTV(有料)で2月には花粉症の番組が多く組まれます。 2月23日(土)の日本耳鼻咽喉科東京都地方部会で『花粉症の基礎と最前線』 のパネルが開かれます。

(2月1日) 品川での1月31日(木)のスギ花粉も0個/cm2/日、その他も0個/cm2/日でした。 1月の品川での累計観測数は、スギ3.7個/cm2/月、ヒノキ0個/cm2/月、その他12.6個/cm2/月でした。 1/29締切の症状アンケートも56名の方に回答(コメント集)をいただきました。 本日より新聞テレビなどで、毎日の花粉予報が提供される地域が多くなっているでしょう。

(2月1日) 本日のTBSテレビ「ベストタイム」で花粉症が特集され、「エーザイのスカイナー・スギ花粉情報が毎日2回(朝夕)提供開始され、「Bayer Kafun 2002」が始まり、Lycosニュースも花粉症のニュースが豊富で、Infoseekの時事キーワードランキングで「花粉症」が7位から5位に上昇しました。