2004年の新着情報 #1(2004.1.1-3.31)


(3月31日) 3月30日(火)は本格的に雨が降り、品川での観測もスギ0.3個/cm2/日、ヒノキ0個/cm2/日、その他2.2個/cm2/日とほとんど観測されませんでした。 関東より西では花粉飛散数が減少しているようですが、3月29日には青森で263個/日、岩手で562個/日、宮城で26個/日と飛散のまっただ中になっているようです。

(3月30日) 3月29日(月)は都内でのサクラも満開になり良い天気となりました。品川ではスギ3.4個/cm2/日、ヒノキ2.8個/cm2/日、その他20.7個/cm2/日とある程度の花粉が飛散しています。 PPnetでもカウントが見られますが、スギ・ヒノキ以外の花粉の割合も多く、カウントが多めにでているようです。

(3月29日) 3月26日(金)は雨も午前中に上がり午後から晴れて、品川では久しぶりにスギ15.7個/cm2/日、ヒノキ3.1個/cm2/日、その他13.3個/cm2/日と観測されました。 3月27日(土)はスギ1.9個/cm2/日、ヒノキ0.6個/cm2/日、その他8.0個/cm2/日で、3月28日(日)はスギ1.2個/cm2/日、ヒノキ2.5個/cm2/日、その他12.0個/cm2/日でした。 土日は晴れて良い天気でしたがスギ・ヒノキの飛散数は多くなく、3月28日に今年初めてヒノキがスギを上回りました。

(3月26日) 3月25日(木)も最高気温12.2℃ですが雨が続き、3/18日に開花した桜もお花見にはまだまだの咲き具合です。 品川ではスギ0個/cm2/日、ヒノキ0.3個/cm2/日、その他1.5個/cm2/日でした。

(3月25日) 3月24日(水)も最高気温10.7℃で雨が降る気候で、品川ではスギ0.3個/cm2/日、ヒノキ0個/cm2/日、その他0.9個/cm2/日でした。 最近一週間ではスギ13.6個/cm2/週、ヒノキ0.9個/cm2/週、その他12.2個/cm2/週と花粉飛散数が非常に少ない状態です。

(3月24日) 3月23日(火)も最高気温8.5℃の寒い日で、聖路加病院での自動計測もノイズが少なく、ほとんどカウントされませんでした。 品川でのスギ0個/cm2/日、ヒノキ0個/cm2/日、その他0個/cm2/日と、花粉は観測されませんでした。 時期的に見ればまだ飛散終了とは考えにくく、気象条件の変化でもう少し飛散すると思われます。

(3月23日) 3月22日(月)は雨が降り寒い一日でした。 品川でスギ0個/cm2/日、ヒノキ0個/cm2/日、その他0.3個/cm2/日と、2月18日以来33日ぶりの観測0個でした。 今後の花粉飛散予測は難しいのですが、同じように桜の開花が早かった2002年でも4月6日にスギ27.2個+ヒノキ26.5個が飛散していますので、今年ももう少し注意が必要と思われます。 あと2週間位は現在使用中の薬を連用し、それから後は花粉飛散観測数と自分の症状を照らし合わせて、薬の使用方法を検討するのが良いでしょう。 3/15から3/21までの症状アンケートでは少し重症度が上がっているようです。 また3/8から3/14の症状グラフでも、少し重症度が高くなっています。

(3月23日) 東京都の花粉観測情報が報道され「花粉症『今年は楽』 観測史上最少の可能性 昨年の冷夏、多雨原因 グッズ売り上げ3割減」の文字が踊っています(3/22夕毎日)。 東京都11カ所のデータをみると、私達の品川の観測結果とほぼ一致していることがわかりました。 3月18日までの東京都のデータを累計しましたところ、千代田233.4個、葛飾160個、杉並266個、北169個、大田352個、青梅311個、あきる野328個、八王子145.3個、町田181個、調布203個、小平147個でした。 私達の観測した品川の観測数289.3個と比較すると、近隣の大田区の観測数に近いことがわかります。 驚かされることとしては花粉発生源に近い青梅、あきる野、八王子、町田などで大田より少ないこととで、今年は都内に飛散する花粉の流れが異なっているのかもしれません。 また「非常に多い」(50個以上/cm2/日)観測が3/12の大田(50.8個)と、3/17の調布(52.2個)に限られ、 葛飾、北、八王子、町田、小平では「多い」(30-50個/cm2/日)以上の観測日もまだありません。 今年は東京では非常に少ない飛散数であり、症状が軽いことの理由がわかります。

(3月23日) 自動計測の観測値が不安定で、同じ地区でもHPによって異なると指摘されています。 これは自動計測でも観測機器が異なること、表示法の違いなどにより起こっているようです。 PPnetは大和製作所、環境省は大和製作所と興和、NTTはNTTの機器で計測しています。 またPPnetでは観測数/4.2L/3時間で表示し、環境省は観測数/m3/時間で表示しているようです。 自動計測器とダーラム式の観測結果の比較では、花粉飛散数の多い時期では相関が高いのですが、少ない時期には相関関係が乱れ気味です。 自動計測の計測値が多いときでもノイズを拾っている可能性がありますが、少ない時には実際に少ないことが多いようです。 2000年からの5年間の都内での比較検討を、5月の日本耳鼻咽喉科学会で報告いたします。

(3月22日) 3月20日(土休)は雨と寒さでほとんど花粉が飛散せず、品川でスギ2.2個/cm2/日、ヒノキ0個/cm2/日、その他0.9個/cm2/日でした。 3月21日(日)はやや天候が持ち直し最高気温12.6℃でしたが、スギ1.5個/cm2/日、ヒノキ0個/cm2/日、その他0.6個/cm2/日でした。 本日も寒く東京でも降雪が予報されています。

(3月20日) 3月19日(金)は最高気温10.5℃と寒い日がぶり返し、品川ではスギ7.1個/cm2/日、ヒノキ0.6個/cm2/日、その他4.6個/cm2/日と少ない飛散数です。 本日は朝から雨が降り、花粉飛散数が少ないと共に、空気の湿度が高まり粘膜の刺激が少なくなっているようです。

(3月20日) 今年は全国的にスギ花粉飛散数が少ないのですが、予測通り南九州で飛散数が多くなっているようです(キッセイ)。 NPO花粉情報協会では各地の飛散状況が報告され、関西ではヒノキ花粉の飛散に注意が必要のようです。 花粉情報協会による講演会について参加者によるレポートが掲載され、一般のかたに参考になるでしょう。

(3月19日) 3月17日(水)は最高気温21.9℃と暖かく南西の風が吹き荒れ、例年では300個/cm2/日程度の飛散の危険がある日でした。 実際は品川ではスギ28.1個/cm2/日と例年の1/10にとどまりましたが、今年2番目の飛散数でした。 ヒノキは2.5個/cm2/日でしたが、気象条件が良いためかその他の花粉が21.9個/cm2/日と多く観測されました。 3月18日(木)は東京で桜が開花し、2002年の3月18日に続く2番目に早い開花日となりました。 雨が降るなど天候が崩れ、品川ではスギ2.5個/cm2/日、ヒノキ0.3個/cm2/日、その他4.9個/cm2/日と少ない花粉観測数でした。

(3月17日) 3月16日(火)も暖かな一日でしたが、品川ではスギ10.5個/cm2/日、ヒノキ0.6個/cm2/日、その他0.6個/cm2/日でした。 現在の所、品川でのスギ花粉観測では2月26日の29.6個/cm2/日が今シーズンの最高となっています。 4月になるとこの飛散数を上回る可能性が低くなりますが、あと2週くらいは注意が必要と思われます。

(3月17日) 山形県衛生研究所で新しい花粉観測システムが開発され、今年から実用化されました。 これは空気中の飛散花粉を観測する代わりに、花粉アレルゲンそのものを計測しています。 これまで飛散花粉数と患者さんの症状が一致しない場合、顕微鏡で観測できない花粉のかけらが飛散していたり、花粉中に含まれるアレルゲン量が成熟度や樹木により異なることなどが原因ではないかと考えられてきました。 今回、空気中のアレルゲン量を観測することにより、花粉症の症状を起こす原因物質を知ることができるので、患者さんの症状との比較が期待されます。

(3月16日) 3月15日(月)は最高気温14.6℃と比較的暖かい気温が続いていますが、品川ではスギ5.9個/cm2/日、ヒノキ0.9個/cm2/日、その他6.5個/cm2/日でした。 

(3月15日) スギ花粉飛散の最盛期と考えられますが、3月13日(土)の品川での花粉飛散数はスギ15.7個/cm2/日、ヒノキ0個、その他2.5個/cm2/日で、3月14日(日)はスギ10.8個/cm2/日、ヒノキ0個、その他3.1個/cm2/日とまだ今年は「非常に多い」花粉飛散は観測されていません。 3/8から3/14までの症状アンケートではやや軽症のかたがふえているようです。 3/1から3/7の重症度は前の週より少し軽くなっているようです。 

(3月13日) 3月12日(金)は最高気温11.3℃低下し、品川のスギ花粉は12.3個/cm2/日、ヒノキ0.3個/cm2/日、その他4.6個/cm2/日でした。 今年の累積花粉観測数は昨日までスギ217.7個/cm2/シーズン、ヒノキ0.6個/cm2/シーズン、その他57.8個/cm2/シーズンです。

(3月12日) 3月11日(木)は最高気温21.5℃と暖かく、西南の風が吹き、開花が進む時期であり、スギ花粉飛散数が増加しておかしくない条件でした。 品川ではスギ15.7個/cm2/日、限られ、ヒノキ0.3個/cm2/日、その他5.9個/cm2/日でした。 今年初めてヒノキ(科)の花粉が観測されました。 品川の観測は午前0時に行っていますが、その後深夜から明け方にかけての聖路加病院自動計測では、比較的多くのスギ花粉をカウントしています。

(3月11日) 3月10日(水)は最高気温が18.0℃まで上がりましたが、品川でのスギ花粉は8.3個/cm2/日と少ない観測数でした。 ただしその他の花粉が5.2個/cm2/日と増加し、さまざまな植物の開花が進んでいることが伺われます。 東京の桜の開花予測も3月18日と早めになっています。

(3月10日) 品川での3月9日(火)のスギ花粉観測数は2.5個/cm2/日と予報よりも少なくすみました。 本日の花粉予報は大多数の新聞朝刊によると、都内が「非常に多い」となっています。 今後、卒業式、2/20頃より開花する桜の花見、春分の日のお墓参りなど花粉を多く浴びる可能性がありますので、ご注意ください。

(3月9日) 3月8日(月)も晴れましたが気温が低く品川ではスギが0.6個/cm2/日、その他が1.9個/cm2/日しか飛散しませんでした。 本日の最高気温は14℃と予測され、スギ花粉は都内「多い」多摩「多い」と今年最高を示すかも知れません。

(3月8日) 3月6日(土)は品川でスギ花粉が5.9個/cm2/日、その他の花粉が0.9個/cm2/日で、3月7日(日)はスギ花粉が1.5個/cm2/日、その他の花粉が0.9個/cm2/日と少ない観測数です。 本日は都内で「やや多い」の予測ですが、明日からは要注意の時期と思われます。 先週の花粉飛散数は59.5個/cm2/週であり、3/1から3/7までの症状は比較的軽く収まっているようです。

(3月6日) 3月5日(金)は風が強く気温も12.0℃と思いの外暖かで、品川でスギ14.5個/cm2/日、その他2.5個/cm2/日と観測されました。 本日は予想最高気温13℃、都内での飛散予報は「やや多い」です。 週明けの火曜日からは気温が17-18℃と上昇することが予測されており、花粉飛散数も増加するものと思われます。

(3月6日) 毎週の症状アンケートにご協力ありがとうございます。 アンケートの結果を週ごとにグラフで示しましたところ、飛散開始となった2月20日頃から症状が重くなってきていることが示されています。 適切な対策を取らずにいると症状はさらに少しずつ悪化するものと思われます。

(3月5日) まだ気温が上がらず3月4日(木)は最高気温10.8℃、品川のスギ花粉3.7個/cm2/日、その他0.6個/cm2/日でした。 本日も都内の花粉予報は「少ない」となっています。

(3月4日) 3月3日(水)は最高気温8.7℃と低く品川でのスギ花粉は4.0個/cm2/日、その他は0.3個/cm2/日と飛散数は少なくすみました。 本日も最高気温10℃、都内の花粉予報「少ない」となっています。 桜の開花は3月20日ころと予測され、来週くらいから暖かな日がくるようです。

(3月3日) 3月2日(火)も最高気温8.9℃と低く、品川でのスギ花粉は12.0個/cm2/日、その他1.2個/cm2/に値と少なくなっています。 「耳の日」の本日も最高気温予測が7度で、飛散予測も都内で「少ない」になっています。 2/23から2/29の間の症状アンケートではまだまだ生活支障度の少ない方が多くなっています。

(3月2日) 暖かい2月から一転して都内でもみぞれが降った3月1日(月)は、スギ17.9個/cm2/日、その他0.6個/cm2/日と思ったより観測されました。 聖路加病院のPPnetで見ると午前9時以降はカウントがなく、夜中から明け方に飛散したようです。 PPnet で「遠藤先生のコメント」が始まりました。 本日の最高気温は10℃、花粉飛散は都心「やや多い」多摩「やや多い」となっています。

(3月2日) 今年2月の品川でのスギ花粉観測数が116.2個/cm2/月でしたが、昨年は836.0個/cm2/月、一昨年は1391.4個/cm2/月でした。 今年の飛散数は昨年(平成15年)に比較して13.9%、一昨年(平成14年)に比較して8.4%に留まりました。 今年が昨年のほぼ1/10と予測されたことが適中している結果となっています。 このHPの今年2月のアクセス数は99,500 件で昨年の約1/2と、花粉飛散数と患者さんの情報入手量は一致しないようです。 ちなみに他の年の2月のスギ花粉観測数は、平成13年は265.2個、12年は152.5個、11年は93.5個、10年は196.5個、9年は204.3個、8年は89.3個、7年は126.8個であり、今年は程々に飛散していると言えます。

(3月2日) 3月1日に気象庁が2月および冬の気象をまとめて報告いたしました。 それに依りますと「東京都心 暖か2月 25年ぶりに冬なし」で、12月から2月にかけて「冬日」が認められませんでした。(朝日)。  その理由としてヒートアイランド現象も考えられ、政府は対策をまとめた初の大綱を発表しました(毎日)。 また2月25日には長期予報を出して、今年の夏も冷夏になる様子は今のところないようです。 今年春に花粉症が軽くすんでも、来年春に無防備になることが心配されます。

(3月1日) 品川での観測では2月27日(金)はスギ5.2個/cm2/日、その他は0個、2月28日(土)はスギ6.8個/cm2/日、その他0.9個/cm2/日、そして2月29日(日)はスギ11.1個/cm2/日、その他は0.6個/cm2/日でした。 2月の累計ではスギ116.2個/cm2/月、ヒノキ0個/cm2/月、その他20.9個/cm2/月となりました。 今年の特徴は飛散数が少な猪ですが、飛散開始翌日から毎日5個/cm2/日を越える日が続いていることです。 このために過敏性が亢進する場合もあるでしょう。 本日は朝から雨が降り予想最高気温が7度と低く、都内も多摩も花粉飛散は「少ない」予報になっています。 週間予報でも今週は比較的気温が上がりにくいようです。


(2月27日) 2月26日(木)は最高気温19.8℃と初夏のような暖かい陽気で、品川の観測でスギ花粉は29.6個/cm2/日でと今年最高を示し、その他は4.9個/cm2/日でした。 本日の最高気温の予報は10℃で、花粉予報は都内で「少ない」多摩で「やや多い」となっています。

(2月26日) 品川で2月25日(水)は最高気温16.2℃と暖かでしたが、スギ11.4個/cm2/日、その他1.2個/cm2/日と前日とほぼ同様でした。 本日の最高気温の予報は19℃で都内、多摩との花粉予報は「やや多い」と10個-30個/cm2/日となっています。 「都心の『冬日』11年ぶりにゼロ?」と一日の最低気温が0℃以下の日がなく、今年の暖冬傾向を示しています(産経2/26)。

(2月25日) 2月24日(火)は品川でスギ10.2個/cm2/日、その他1.5個/cm2/日観測されました。 本日の予報では都内で「少ない」、多摩で「やや多い」となっています。 毎年2月から3月前半までは気温の高さと、花粉の飛散数が相関する傾向があります。 本日の最高気温の予報は16℃となっていますので、飛散数が増加する可能性があります。

(2月25日) 花粉症の症状を示す患者さんの受診が増えていますが、まだまだ軽症のようです。 昨年まで4年連続大量飛散で苦労されたために、早めの対応をとっているものでしょう。 今年花粉数が少なくて軽症の場合、来年飛散数が多くなった場合での対応が遅れることが心配です。

(2月24日) 2月23日(月)はスギ花粉飛散数が7.4個/cm2/日、その他の花粉が1.5個/cm2/日でした。 週末から始まった花粉飛散により軽症の症状が始まっているようです。 これからさらに飛散数が増加するものと思われますので、適切な対策を講ずることが望まれます。 本日の都内の予報は「やや多い」です。 東京都の報告でも2月20日までに11カ所の測定地点で10カ所の花粉飛散開始が確認されているようです(2/24産経)。

(2月23日) 気温の上がった2月21日(土)では、品川でスギ花粉が9.9個/cm2/日、その他0.3個/cm2/日でした。2月16日(日)は東京の最高気温が21.6℃にもなりスギ18.2個/cm2/日、その他の花粉は1.2個/cm2/日で、ヒノキは今年まだ観測されていません。 2月下旬から3月上旬にかけては、気温が上昇した日に花粉が多く飛散しています。 週末に多くの患者さんが強めの症状が出ています。 過敏性を高めないように軽症に押さえておくことが必要です。

(2月23日) 品川ではスギ花粉飛散開始日は2月20日(金)となり、東京都の飛散開始日予測(16日から20日の間)が適中いたしました。 

(2月21日) 2月20日(金)は品川でスギ3.1個/cm2/日、ヒノキ0個、その他0.3個/cm2/日観測されました。 本日の飛散状況では昨日が飛散開始日となる可能性があります。 これまでの2月の累計はスギ6.4個/cm2/20日、ヒノキ0個、その他8.8個/cm2/20日となります。

(2月20日) 2月19日(木)は品川でスギ0.9個/cm2/日で、ヒノキとその他は0個でした。 そろそろスギ花粉飛散開始となりそうです。 先週の症状(2/9から2/15の間)も120名もの方がご参加いただきまして、ありがとうございました。 軽度の症状が2−3割の方に出ているようですが、生活に支障はきていないようです。

(2月19日) まだ気温があまり上がらず2月18日(水)は品川でスギ、ヒノキ、その他の花粉のいずれも0個/cm2/日でした。 毎日の最高気温の累積は502.4℃にも達しましたが、品川ではまだスギ花粉飛散開始は始まっていません。 NPO花粉情報協会では和歌山県南部,徳島県で飛散開始を伝え、また福島でも飛散開始となっているようです。

(2月18日) 2月17日(火)は品川でスギ0.6個/cm2/日、ヒノキ0個、その他0.6個/cm2/日観測されました。 関東では神奈川県相模原市で既に2月14日にスギ花粉飛散が開始されているようです。 全国での飛散状況を確認するために、環境省の花粉症マニュアルの公的機関での花粉情報をリンクページにしてみました。 花粉情報のHPが開くのが2月からの所も多く、いくつか公的機関の情報が抜けているようです。

(2月17日) 品川での観測では2月16日(月)はスギ0.3個/cm2/日、ヒノキ0個、その他1.2個/cm2/日でした。 気温が下がっていますが、上昇すると共に飛散が始まると思われます。 全国各地で春の訪れと共にスギ花粉が飛散開始を迎えようとしており、大分県国東では2月14日に飛散開始しています。

(2月16日) 全国的に春一番が吹き荒れた2月14日(土)では、品川でスギ花粉が1.5個/cm2/日、ヒノキ0個、その他0.3個/cm2/日でした。2月15日(日)はスギとヒノキは0個/cm2/日、その他の花粉は1.5個/cm2/日でした。 品川でのスギ花粉の飛散開始日はまだで先送りとなりましたが、すぐまもなくと思われます。

(2月14日 3pm ) 本日の気温の急激な上昇(17℃程度)、西日本ではありますが春一番が吹いたことPPnet で神奈川2カ所と聖路加病院で同時にカウントが上がったことからして、本日スギ花粉が飛散開始した可能性が高いと思われます。 ただし飛散開始のためには二日連続で1個/cm2/日以上の飛散が必要であり、明日以降の天気に注意が必要です。 ダーラム式花粉採集器で集めた花粉の観測結果をお待ちください。

(2月14日) 品川では2月13日(金)もスギ・ヒノキの花粉は観測されませんでしたが、その他の花粉が0.3個/cm2/日観測されました。 本日は気温が上昇する予測で、そろそろ飛散が始まるかもしれません。 明日はNPO花粉情報協会主催の花粉症の公開講演会が開かれます。

(2月13日) 昨日は最高気温が12.8℃とあがり、聖路加での自動計測も少し動いていたのですが、品川での観察ではスギ、ヒノキ共に0個でした。その他も0.3個/cm2/日と少なくなっています。 東京都での飛散開始予測は2月16日から20の間と、1月15日の発表に変更はありません。

(2月12日) 2月10日(火)、13日(水)と寒い日が続き、スギ、ヒノキ、その他のいずれの花粉も観測されませんでした。これで2月には未だスギ・ヒノキ花粉観測数は0個/cm2/11日となります。 週末に気温が上がる予定なので、そろそろ飛散開始のおそれがあります。

(2月10日) 品川では2月9日にスギ、ヒノキ共に観測されていませんが、その他の花粉が2.2個/cm2/日観測されています。 昨日で元日からの毎日の最高気温の累積が400℃を越えました。 そろそろスギ花粉飛散開始が始まると思われます。 昨年は2/12の404.7℃、一昨年は2/7の417.6℃で飛散開始となりましたが、総飛散数の少ない年は遅れ気味になっているようです。 そこで1999年は2/16の481.0℃で、1994年は2/28に477.6℃で、1989年は2/8に428.2℃で飛散開始いたしました。 飛散開始には前年11月頃の冬眠に入る時期、年が明けてから休眠打破に入る条件などが関与するので単純に判断するのは難しく、今年はもう少ししてからのようです。

(2月9日) 品川で2月5日(木)から2月8日(日)までスギ・ヒノキ花粉は観測されていません。 その他の花粉は2月5日0.6個/cm2/日、2月6日0.3個/cm2/日、2月7日0個、2月8日0.6個/cm2/日と観測されています。 スギ・ヒノキ花粉はほとんど観察されていませんが,症状が始まって薬の服用が必要な患者さんもいるようです(2/1から2/8の間の症状)

(2月9日) 昨年に改訂された環境省の「花粉症マニュアル」が今年も続けて再改訂され、新しい情報が加わりました。 また医療従事者向けの花粉症の特集が組まれており、からだの科学3月号アレルギーの臨床2月号アレルギー科1月号臨床と薬物療法1月号メディカル朝日2月号臨床医2月号レシピ12月号などがあります。

(2月5日) 品川で2月3日、4日とスギ、ヒノキ花粉は観測されませんでしたが、その他の花粉が0.3個/cm2/日づつ観測されています。 毎週の症状アンケート(1/26から2/1の間)をみると、日常生活の支障なしから軽症に移る方もみられ始めました。

(2月3日) 品川では2月1日、2日とスギ、ヒノキ、その他ともに飛散花粉は観測されませんでした。 昨日には久しぶりに雨が降り、乾燥した状態の改善に少し役だったようです。

(2月3日) 2月に入ってから多くのHPが開き始めました。 PPnetで自動計測情報が始まりました。 昨年関東地方で情報提供を開始した環境省では、今年から関西地方20カ所で観測を始めるようです(紀伊民放1/27)。 現在花粉観測結果の速報としては、東京都庁埼玉県庁千葉船橋東邦大学静岡県花粉症調査委員会、などがあり、全国的な情報は鼻アレルギー情報センターキッセイ、などがあります。

(2月3日) 各地でスギ花粉の初観測がなされていますがが(NPO花粉情報協会)、まだ飛散開始日になった地域はありません。 少量の花粉飛散にも関わらず、中等度の症状をきたすかたが10-30%認められることが毎週の症状アンケート(1/18まで1/25まで)でわかり、グラフで示しました。 顕微鏡で確認出来ない程度のスギ花粉のかけらが起こしていたり、乾燥した冷気やインフルエンザになどの刺激が起こしているのかも知れません。 気象庁は先月の降水量(雨量+降雪量)が6地点で最小記録を示したと報告しています(2/3朝日)。 

(2月2日) 品川では1月26日から1月31日までスギ・ヒノキ花粉飛散は認められませんでした。 その他の花粉は1/26日と1/28/と1/30で0個/cm2/日、1/27と1/29で0.6個/cm2/日づつ、1/31に2.5個/cm2/日となりました。 1月全体ではスギ花粉が0.6個/cm2/月、ヒノキ花粉が0個/cm2/月、その他の花粉が10.1個/cm2/月となりました。 まだ全国的にスギ花粉飛散開始になった地域はないようです。

(1月29日) 花粉飛散数の少ない今年でも、花粉飛散開始日前にどの程度の症状があるかを調べています。 1月12日から18日の症状アンケート回答73名をグラフでまとめてみますと、無症状は少なくて軽症ながら症状を示しているようです。

(1月29日) 日本アレルギー学会がHPを改装し、学会認定医や研修施設が一般の方にも確認できるようになりました。 認定を受けていない専門科の先生も多いのですが、患者さんにとって役に立つ情報公開と思われます。

(1月26日) 品川では1月22日から25日までスギ・ヒノキ花粉は観測されていません。 その他の花粉は1/22に0.6個/cm2/日、1/23に2.5個/cm2/日、1/24に0.3個/cm2/日、1/25に0.3個/cm2/日と例年よりは早めにスギ・ヒノキ以外の花粉が観察されます。

(1月21日) 品川では1月19日、20日、21日とスギ・ヒノキ花粉は観察されませんでしたが、その他の花粉が0.6個/cm2/日、0.9個/cm2/日、0個/cm2/日と観察されました。 1/12から1/18の間症状のアンケートでは、花粉症のような症状が少しみられているようですが、生活の支障はほとんどの方が支障なしでした。

(1月19日) 品川での観察では1/15から1/18まではスギもヒノキも観察されていませんが、その他の花粉が0.3個/cm2/4日観察されました。 元日から本日までのスギ花粉は0.6個/cm2/18日、ヒノキ0個、その他1.2個/cm2/18日です。 昨日までの最高気温の累積は171.3℃となり、昨年より8.9℃高い気温を示しています。 

(1月19日) 毎週の症状アンケート調査を行い、28通のご回答をいただきました。 1/12から1/18の間の症状ではほとんどの方が軽症の鼻症状を示していますが、これが花粉による症状かどうかは不明です。 アンケートに付け加えていただいたコメントをご紹介いたします。 今後もこのアンケート調査へのご協力をお願いいたします。

(1月15日) 東京都による平成16年度のスギ・ヒノキ花粉飛散予測が報道されました。 それによると今年の飛散数は昨年より少なく、また飛散開始も遅れるようです。 報道よると都内でのスギ・ヒノキ花粉飛散総数は200-400個/cm2/シーズン程度で、また多摩でも1000個/cm2/シーズン程度であり、過去の1999年、1994年、1989年に近い飛散数となりそうです。 1999年の品川での飛散状況はグラフの通りで、スギヒノキ合わせて580.5個/cm2/シーズンと少なく、50個/cm2/日を越えた「非常に多い」飛散日は一日だけでした。 また1994年は274個/cm2/シーズン、1989年は169個/cm2/シーズンでした。 これらの年の症状を思い起こして、対策を立てることが良いでしょう。 飛散開始日は1月16日から1月20日の間と、昨年より1週遅く予測されています。

(1月15日) 今年の花粉飛散は全国的にあまり多くないようですが、今年もこれまで行ってきた毎週の症状アンケート調査を募集いたします。よろしく調査にご協力ください、お願いいたします。 実際に今年程度の飛散状況での患者さんの実態はわかりにくくなっています。 今年の花粉症対策がどのように必要かどうかを知る意味でも、毎週の症状アンケートはお役に立つと思われるので、ご協力お願いいたします。 まず最初は1月12日(月)から1月18日(日)までの症状を確認したいと思いますので、1月18日(日)から1月20日(火)にお答えください。

(1月15日) 慈恵医大耳鼻科アレルギー研究班による、都内での春季花粉観測が20年続いたのを機会に、その観測結果をまとめてみました。 その結果スギ+ヒノキ花粉観測数が増加しており、最近10年の平均値は3264個/cm2/シーズンとなりました。 また花粉観測数は前年夏の日照時間と高い相関関係を示し、5年おきの冷夏の影響を受けているようです。 2003年夏の冷夏の影響で、2004年春のスギ・ヒノキ花粉飛散数はかなり少なくなると思われます。

(1月15日) 品川ではスギとヒノキ花粉は1/8から1/14までで観測されていません。その他の花粉も1/1から1/4で0.3個/cm2/4日、1/12から1/14で0.6個/cm2/4日で、それ以外の花粉は0個でした。 例年同様に花粉症の眼鼻症状を訴える患者さんがいらっしゃいますが、乾燥した冷気の影響もあるようです。 花粉飛散開始日の目安になる元日からの最高気温の累積は、1/14で149.4℃とほぼ平年並みとなっています。 今晩NHK今日の健康で、今野先生の花粉症対策番組があります。

(1月8日) 目や鼻の症状を訴える患者さんが少なくないので、昨年末より品川での花粉観測を始めました。 スギ花粉は12/21から12/24は0個/cm2/4日、12/25から12/28は0.3個/cm2/4日、12/29から12/31は0個/cm2/3日、1/1から1/4は0.6個/cm2/4日、1/5から1/7は0個/cm2/3日でした。 ヒノキはまだこの期間で観察されていません。 品川でのスギ花粉の初観察日は1/1から1/4の間になりました。

(1月8日) 各地の公共機関から今年のスギ花粉飛散予測が提供され始めました。 1/7に千葉県森林研究センターから予、12/8には愛知県から、1/8に静岡県林業技術センターから予測をみることができます。 東京都花粉症対策委員会は1/15に開かれる予定となっているようです。

(1月5日) このHPも今年2004年で8年目を迎えますが、よろしくお願いいたします。 今年の春は花粉飛散が少なそうですが、必ずしも患者さん皆が軽症に収まるとは限らずある程度の注意が必要と思われます。 東京ではスギ花粉飛散開始は、元日から毎日の最高気温の累積が350℃から400℃位で始まります。 今年の正月は暖かく最高気温は元日12.6℃、1/2は14.1℃、1/3は14.2℃、1/4は11.7℃と過去30年の平均最高気温9.8℃を大きく上回っています。 飛散開始日の予測は難しく、例年より早くなるとも遅くなるとも言い切れないので、今後の気象条件に注意してください。 この3週間ほど特に雨が少ないことで空気の湿度が低下しており、粘膜や皮膚の乾燥にも注意が必要です。