専門家に対するページ  2000.2.1

1.花粉症の深い知識を得るのに役立つ図書は?

花粉症の科学

斎藤洋三、井手武、著。1994年、化学同人、京都、2266円。
スギ花粉のすべて
佐橋紀男、高橋裕一、村山貢司、著。1995年、メディカル・ジャーナル社、東京、3500円。
目でみるアレルギー性鼻炎患者に対する服薬指導のポイント(改訂版)。
入船盛弘、後藤啓恵、著。1996年、トーア総合企画社、大阪、1300円。
図説スギ花粉症改訂第2版
信太隆夫、奥田稔編。1991年、金原出版、東京、7210円。

花粉学事典。日本花粉学会編集。1994年、朝倉書店。

花粉症こうして治す・こうして防ぐ                                山本昌彦、佐橋紀男著、講談社、1997年、1236円。

週間朝日百科、植物の世界、126巻「ウエルウイッチア、ヒノキ」、127巻「ビャクシン、スギ、セコイア」鈴木三男編集、朝日新聞社、1996年、550円。

メタセコイア。斉藤清明著。中公新書1224巻、740円、1995年。


2.専門家のためのリンク集

日本アレルギー学会


日本耳鼻咽喉科学会

九州大学医学部耳鼻咽喉科

医学書総目録1997


2.最新の研究が報告されるのは?
 
第8回関東アレルギークラブ、2000.2.5、日本海運倶楽部2F、国際会議場
    東京都千代田区平河町2-6-4 (地下鉄「永田町」駅 下車)電話 03-3264-1825
会費:1000円
14.00 - 
日本アレルギー学会認定医・認定専門医制度」認定、出席2単位与えられます。

講演1 「アトピー性角結膜炎の臨床像と病態」
           東京女子医科大学眼科学助教授  高村悦子先生

特別発言「角結膜アレルギーとケモカイン」
           東京歯科大学市川総合病院眼科  深川和巳先生

講演2 「好酸球のbiology --サイトカイン・ケモカイン・接着分子 ----」
           秋田大学医学部臨床県債額講座教授 茆原順一先生

特別発言「好酸球炎症のIL-5産生機構」
           国立相模原病院臨床研究部    森 晶夫先生
 


関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会 1999.1.23日本教育会館、14.00-17.00
  アレルギー性鼻炎の機序   寺田修久先生
  平成11年のスギ花粉症対策  片桐仁一先生、佐橋紀男先生、村山貢司先生
  花粉症の咽頭症状      内藤健晴先生

 関東アレルギークラブ、1998.3.7、京王プラザホテル3F、14.00- 藤巻秀和先生、古江増隆先生
 日本アレルギー学会(春)1998.4.23-25 名古屋、(秋)12.1-3 神戸
 日本耳鼻咽喉科学会 1998.札幌
 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 1998.3 和歌山
 日本鼻科学会 1998.10.1-3、福井
 日本花粉学会 1998. 冬
 日本免疫学会など


4.医学雑誌などの特集号は

「アレルギーの臨床」1998年3月、特集「鼻アレルギー・花粉症の修飾因子」北隆館。2600円。

「治療」1997年2月号特集「スギ花粉症’97診療ガイド」斎藤洋三編集、2350円。「薬局」1998年2月号特集「スギ花粉症」南山堂

「JHONS」1998年2月号「耳鼻咽喉科とアレルギー新しい展開」、1994年3月号、2520円、東京医学社。


5.多数の患者への説明に使うパンフレットの見本は

花粉症に対して、今年の計画を立てよう
     慈恵医大柏病院耳鼻科
A.医師と相談し、治療法を計画しよう。
 1.花粉症 (アレルギー性鼻炎)の病態や予後などを良く理解しよう。
 2.スギ花粉以外の原因で、鼻や眼の症状を起こしているかどうか確認しよう。
 3.そのためには血液検査や皮膚試験、鼻のレントゲン検査などを行います。
 4.生活指導と予防薬(抗アレルギー剤)がほとんどの患者さんに勧められます。
 5.特定の患者さんには減感作療法、手術、温熱エアロゾルなども勧められます。
 6.重症時は、抗ヒスタミン剤やステロイド点鼻薬などの対症薬を頓用します。
B.花粉飛散前から行える予防を開始しよう
 1.日常生活の節制、規則正しい生活で体調を崩さないこと。−−(1月初旬より)
   1)肉体的、精神的な疲労を避けること。(不眠、過労、ストレス、深酒など)
   2)風邪をひくこと、鼻やのどの乾燥を避けること。
 2.花粉飛散初期より抗アレルギー剤を内服する。(2月初旬より4月中旬まで)
 3.減感作療法(免疫療法)を予め行い、体質を変えること。−(2年前より)
 4.体の弱い人は、スポーツなどで身体を鍛えておく。−−−−(1年前より)
C.花粉飛散中には花粉を避ける節制を加えよう
 1.花粉の飛散状況を知るために、天気予報で花粉情報をチェックしよう。
    (東京都スギ花粉情報テレフォンサービス TEL:03-5272-1187)      (スギ花粉飛散予報テレフォンサービス TEL:03-5645-7080)
 2.本格飛散時(3月から4月上旬の計6週間)には特に外出を控えよう。
 3.晴れの日、風の強い日、雨上がりの翌日が要注意日です。
 4.外出の際には鼻や目をマスク、ゴーグルで防ごう。
 5.窓から、また布団や衣服を通し、家の中に花粉を持ち込まないように。
D.過去の花粉飛散状況を参考にしよう。(過去の年度別花粉飛散数のグラフ添付)



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