秋田県から福島第一原発までの距離
まず自分の住んでいる場所から福島第一原発までの距離を確認しましょう。原発までの距離は大気中や水道の放射能の濃度などに大きく影響します。2011年4月1日の時点で福島第一原発から20KM圏内は圏外退避、30KM圏内は屋内退避(自主避難)となっています。なおアメリカ政府は原発から80KM圏内を米国人は退避するよう指示しています。またチェルノブイリの事故の際は風向きによっては最大600KMまで濃度の高い放射性物質が拡散したとのデータがあるので一概に安全な距離は言えません。風向きも重要な要素であるといえます。

■福島第一原子力発電所をライブカメラで眺めたライブ中継(必見)



【主要市町村から福島第一原発までの距離】
秋田市:268km 横手市:214km 大館市:319km 男鹿市:293km 湯沢市:199km 鹿角市:311km 由利本荘市:234km 潟上市:288km 大仙市:231km 北秋田市:317km にかほ市:221km 仙北市:255km 小坂町:324km 上小阿仁村:301km 藤里町:325km 三種町:311km 八峰町:333km 五城目町:292km 八郎潟町:293km 井川町:289km 大潟村:303km 美郷町:230km 羽後町:205km 東成瀬村:198km

■ 原発からの距離の計測サイト  
秋田県周辺と福島第一原発周辺の風向き
福島第一原発から60KM離れた福島市では30KM圏内より高い放射線を継続的に観測しています。この原因は事故当初、爆発が相次いだ時の風向きが福島市でありその後、降雨があたったためと考えられています。つまり放射能汚染範囲は同心円状ではなく風向き、地形などによって一概にいえないということです。もちろん距離は離れているにこしたことはありませんが原発からの風向きや降雨を常に意識しなくてはいけません。日本では公表していませんが海外の気象局ではより踏み込んだ福島第一原発から放出される放射性物質の拡散予報を発表しています。

【気象庁】
■ 秋田県周辺の風向き
■ 秋田県周辺の週間天気予報
■ 福島第一原発周辺の風向き

【福島第一原発からの放射能の広がりを予報】
■ 気象庁
■ ノルウェー気象研究所
■ ドイツ気象局
■ オーストリア気象局
■ イギリス気象局
■ 台湾気象局



秋田県の大気中の放射能濃度
放射線による人体への影響度合いを表す場合、ミリシーベルト(mSv)やマイクロシーベルト(μSv)という単位を使います。1時間当たり 1マイクロシーベルトを被ばくした場合、1マイクロシーベルト毎時(μSv/h)となります。この単位は原発周辺や日本各地で放射能濃度を計測するために使われています。

日本の安全基準は毎時0.114マイクロシーベルト(年間1mSv)、世界平均は毎時0.273マイクロシーベルト(年間2.4mSv)となりますのでこの数値を継続的に下回っている限りは安心して良いでしょう。原子力安全委員会が定める屋内退避の基準は毎時1.141マイクロシーベルト(年間10mSv)避難の基準は毎時5.707マイクロシーベルト(年間50mSv)となっています。健康被害が危惧されるのは毎時11.415マイクロシーベルト(年間100mSv)となります。毎時換算はあくまでこの数値が1年間続いたという前提となりますので瞬間的に超えても問題はありませんがお住まいの地域の放射能濃度を継続的に観察することは重要です。(※1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)

【放射能濃度計測データ】
個人で放射線量(放射能)を計測できるガイガーカウンターは大手のヤマダ電機モールで購入できます。価格は数万程度ですが自宅や周辺を念入りに自分で調査できるのはより安心できるかと思います。

■ 秋田県秋田市の放射線量(文部科学省)
■ 秋田県の放射線量(NHK)
■ 秋田県秋田市の大気中の環境放射線量(秋田県庁)
■ 秋田県大館市の放射線量調査(大館市)


秋田県の水道水・食品の放射性物質
水道水や食品などに放射性物質が含まれたといった報道がされています。代表的な放射性物質に放射性ヨウ素131と放射性セシウム137があります。放射性ヨウ素131は甲状腺にたまり甲状腺がんの原因といわれています。ヨウ素を吸収しやすい子供や若年層は特に注意が必要です。また放射性セシウム137は筋肉に滞留しやすく半減期が30年もあります。原発事故で一番、怖いのはこの内部被ばくといわれるものです。そのため食品衛生法では放射性物質を含む水・食品などに暫定的な規制値を設けています。規制値には放射性物質が放射線を出す能力を表す単位ベクレル(Bq)を使います。

暫定規制値
飲料水・牛乳(1Kgあたり)
 野菜(1Kgあたり)   
放射性ヨウ素131
300ベクレル(乳児は100ベクレル)
2000ベクレル
放射性セシウム137 
200ベクレル
500ベクレル
穀物・肉・卵・魚も同じ


【浄水場・水道水・食品の放射性物質計測結果】
■ 上水(蛇口)の放射能調査(文部科学省)
■ 水道水中の放射性物質検出(厚生労働省)
■ 秋田県の水道水と降下物の放射能測定結果(秋田県庁)
■ 水産物の放射性物質の検査結果(水産庁)
■ 食品中の放射性物質の検査結果(厚生労働省)


一時避難&本格移住ガイド
唯一、放射能から逃れる安全かつ確実な方法は福島第一原子力発電所から少しでも遠くへ避難・移住することです。ただし実際に避難・移住を考えると人によって事情があるかと思います。ここではそれぞれのタイプに応じてモデルプランをご案内いたします。

【一時避難タイプ:避難期間は1日〜30日程度】
・緊急に避難しなくてはいけなくなった方→
・自分は仕事があるので同行はしないが家族は安全な場所に一時避難(1〜30日程度)させたい方→
・一時移住や本格移住を検討する方で現地をしっかり下見しときたい方→

【一時移住タイプ:移住期間は1週間〜1年程度】
・いつでも避難できる場所を当面、確保しときたい方→
・自分は仕事があるので同行はしないが家族は安全な場所に一時避難(1週間〜1年程度)させたい方→
・本格移住を検討する方で現地をしっかり下見しときたい方→

【本格移住タイプ:移住期間は1年以上】
・自分も家族も一緒に移住する方→
・転職してでも安全な場所に住みたい方→
・心機一転、新しい生活を始めたい方→