ポートレートセミナー

1、はじめの一歩

登場人物

:荒木達夫・・写真歴10数年のベテランカメラマン

:新田初(はじめ)・・・写真歴数カ月の新米カメラマン

達夫:やぁ初、久しぶり。今日は何の用だい。

初 :俺カメラを買いたいんだけど、何がいいんだ?

達夫:何を撮りたいんだね?

 :ポートレートを撮りたいんだ。

達夫:今カメラは何を持っているんだい。

 :ルナだよ。常盤貴子のファンだから。

達夫:おいおい、CMの女の子でカメラを決めるなよ。

初 :悪いか!

達夫:悪くは無いけど、カメラは目的に合わせて買いたいね。

初 :コンパクトカメラでポートレートを撮ってはいけないのかな?

達夫:出来れば一眼レフを使いたいね。

 :じゃあ何が良いのかな?

達夫:何にするかは好みにもよるね。まずメーカーを決めなければね。ポートレートを撮るなら、まずレンズから決めなければ。

 :あれ、まずボディーから決めるんじゃないのかな?

達夫:ポートレートには単焦点の方がいいんだな。明るいし、バックをぼかすにも開放F値が大きい方がいいんだよ。メーカーによって開放F値が違うし、円形絞りを採用しているメーカーも有るし。

初 :じゃあどこのメーカーのが良いのかな?

達夫:ポートレートには85mmから100mmくらいが良いと言われている。ミノルタの85mmF1.4はお勧めだな。ボケがいいし、円形絞りも採用している。ニコンの85mmF1.4も円形絞りを採用している。予算が無ければF1.8でもいいが。キャノンなら85mmF1.2よりも1.8がお勧めだな。安いしボケもいいし。キャノンにはF1.4が無いのが残念なんだな。

100mmならミノルタならF2だな。やはり円形絞りを採用しているし。85mmを買えない人は100mmでもいい。キャノンなら100mmF2だな。キャノンはUSMを採用しているのがいい。AFからそのままMFでピントの微調整が出来るし。

 :結局どれにすればいいのかな?

達夫:最終的にはボディをどれにするかで決まるがね。次回はボディの話をしようか。


    


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