ポートレートセミナー

3、撮影会の準備

登場人物

達夫・・・撮影歴10年以上のベテラン

(はじめ)・・撮影歴数カ月の初心者

:とうとうカメラ買ったよ。

達夫:結局何をかったの?

:勧められたEOS-5と縦位置グリップ、85mmF1.8とフードとストロボだよ。このフードって何に使うんだっけ。

達夫:これは逆光の時に光をカットして、ゴーストやフレアーを防止するんだよ。それにレンズ保護にもなるから、付けた方がいいよ。

:ふ〜ん。これ以外に何が必要なのかな?

達夫:まずフィルムだね。当たり前だけど。

:何を買えばいいのかな。

達夫:最初はネガの方がいいね。リバーサルは露出が難しいから、撮影慣れしてから徐々に使えばいいだろう。

:他には何が必要かな。

達夫:カメラバックが必要だね。カメラ1台にレンズ1本だけならまだいいが、他にストロボやフィルムも持ち歩くならバックが無いとね。

:お勧めは?

達夫:高くてもいいならテンバかタムラックだね。テンバならP-415がいいよ。ファスナーを開けると幅が広がるんだ。別売のインサートキットを使うと、モードラ付のボディにレンズを付けたままでも入れられる。レンズ付ボディ2台以外にレンズ2本ならケース無しでも入る。それに丈夫だから、一生物だよ。

:他には何かな。

達夫:ストロボが有った方がいいね。曇りや木陰だと暗くて振れてしまう。それに忘れてならないのは電池だね。リチウムだと簡単には手に入らないからね。

:撮影会に行って気を付ける事って何かな。

達夫:まずモデルさんと仲良くなる事だね。話掛けて名前をまず聞いて、自分の事を覚えてもらう。電話番号なんて聞いちゃ駄目だよ。

:あれ、いけないの?

達夫:ナンパじゃないんだから、嫌われちゃうよ。

:そんな事言って、達夫は聞いた事ないのか。

達夫:う〜ん、もちろん聞いた事はあるが、これはケースバイケースだね。普通の撮影会では聞いては駄目だね。

参加者と仲良くなるのはいい事だね。最低1人と友達になる目標を立てるといいかも。慣れている人なら、色々教えて貰えるかもね。上手くすればモデルの人を紹介して貰えるかも。それに主催者の人とも仲良くなって損は無いね。

:モデルとだけ仲良くなればいいんじゃないんだね。でもモデルに気に入られる為にはどうしたらいいのかな?

達夫:そうだね。ちょっとした気遣いが大事だね。例えばレフを使っている時にレフが眩しく無いかとか、地面に座らせる時にハンカチをひかせるとか、そう言った気遣いが喜ばれるよ。今度は撮影会に行ってみようかね。


    


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