Place: Festival Hall, Osaka, Japan
Date: September 29, 1971
Sound Source: AUD/VG+ to EX-
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日本公演ものが続きます。これは71年日本公演最終日、大阪での有名な音源です。いままで何度も出ている音源ですが、今回は、アナログBOOTからのCD化です。いわゆる「針落とし」というもので、一度レコードになったものからあらためて音を取り出してCDにしたものです。なぜこんなのが出るかといえば、大方のZEPPファンはすでにご存じのようにこの日の音源は状態の良いものがあまり残っておらず、いままで数多くリリースされた中でも、LP時代の頃に使われていたテープの音が一番良いというのが現状だからです。ということで、このCDはアナログLPに収められた音を中心に、そしてアナログLPには入っていなかった部分は最近になって出てきたテープ音源を充填する形でこの日のステージを再現しています。実際、私自身カセットテープで同じ様な編集をやって楽しんでいたので、今回の「かゆいところに手が届く」この企画は悪くないです。せっかくの機会なのでこの音源についてちょっと触れておきます。これは昔はサウンドボード音源と言われていましたが、実際はステージ上のどこか(ボンゾの近く?)に置かれたテープレコーダーによって録音されたものらしい、というのが今は通説です。一番の特徴はボンゾの声がとても生々しく収録されていることで、こんなのは他に例がありません。まさにステージの上でメンバーの生声を聞いている感じなのです(多分、ステージの一番前で録音したにしても、ここまでの生声は録れないでしょう)。加えてこの日の演奏内容が特別だったと言うことが、さらにこのテープの存在価値を高めています。しかし現在は小間切れになったジェネレーションの高い音源しか出回っておらず、それらの中で一番良い音を集めると、今回のようなCDに成らざるを得ないのです。ということで、どこかに眠っている(そうであって欲しい)このマスター・テープが出てくることを心から願ってやみません。 |