Place: (1-12) NAKANO SUN-PLAZA, TOKYO, JAPAN (13-18) REHEARSAL at LONDON, ENGLAND
Date: (1-12) FEBRUARY 26, 1984 (13-18) ?
Sound Source: (1-12) AUDIENCE/VG+, (13-18) SB(?)/VG+
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ロバート・プラントのソロ初来日公演の最終日です。この日は私も観に行きました。この日の前にも渋谷公会堂でのライブを観たのですが、出来というかノリはこちらの日が良いと思いました。最後ということでリラックスしたのでしょう。この日の音源は私も割と良いものを一つ持っていますが、このCDの音とはずいぶん印象が違います。私の持っているのは会場の真ん中辺で録られたもので、ボーカルが大きな音で録音されており、いかにもPAからのミキシングされた音という感じです。逆にこのCDの音源はボーカルが小さめです。恐らくステージのかなり前の方で録られたものではないでしょうか。PAから遠い分ボーカルが小さく、ドラムの音がかなり生っぽい音で録られています。この当時のR.PLANTのライブはZEPPELINの曲を絶対にやらないことで有名で、当然ZEPPELIN的なものを期待して観に行った私としては、「MOONLIGHT IN SAMOSA」での、トップライトを浴びて歌う姿に映画「狂熱のライブ」での「STAIRWAY TO HEAVEN」を重ね合わせ、キーボード・ソロでは目を閉じて「NO QUARTER」を想像し、アンコールでのジャムっぽい曲では「WHOLE LOTTA LOVE」の間奏部を思い浮かべるという、実にけなげ(?)なことをしていました。まあ、ZEPPファンとしては当然ではないかとも思うのですが。このCDは、音の良さはともかく残念なところは曲間のMCが結構カットされているところで、それ以外にも「BURNING DOWN ONE SIDE」と「WRECKLESS LOVE」の間に演った「HORIZONTAL DEPARTURE」がカットされているのと、その曲の後に行われたイベント「アイ・サンキュー」(これはZEPPの80年のZURICHのライブでもやられていた、まあ、お客さんとのお遊びですが)の部分がカットされていること、そしてアンコールでの「SPOONFUL」とタイトル不明の曲(すみません)でのジャム・セッション風(WHOLE LOTTA LOVEアドリブ風)の曲が収録されていないことです。しかしこの日の目玉(?)ともいえるクリフ・リチャードの曲「YOUNG ONE」は無事でした。ロックンロール好きの面目躍如で、楽しそうに歌っています。以上が私にとっては思い出深いコンサートのレビューでした。そして、そのあとにおまけで収録されているのはLONDON REHEARSALということで、年代等さだかではありませんが、HONEY DRIPPERSの曲をやっているところから翌年のライブのステージ前のリハーサルではないかと思います。音はライン録音というよりはモニター近くに置いたテープレコーダーで録音したような音質です。 |