After The Crash


1. INSTRUMENTAL 1 (STUDIO DEMO 1981)-XYZ
2. INSTRUMENTAL 2 (STUDIO DEMO 1981)-XYZ
3. UNTITLED 1 (STUDIO DEMO 1981)-XYZ
4. UNTITLED 2 (STUDIO DEMO 1981)-XYZ
5. EASILY LEAD ("SHAKEN'N STIRRED" OUTTAKES 1985) - R.PLANT
6. TROUBLE YOUR MONEY (SAME AS ABOVE) - R.PLANT
7. EASILY LEAD (SAME AS ABOVE) - R.PLANT
8. HIP TO HOO (SAME AS ABOVE) - R.PLANT
9. SIXES AND SEVENS (SAME AS ABOVE) - R.PLANT
10. HIP TO HOO/DOO DOO A DO DO/TROUBLE YOUR MONEY (SAME AS ABOVE) - R.PLANT
11. RUDE WORLD (ROUGH MIX 1) - PAGE/PLANT
12. RUDE WORLD (ISOLATED TRACKS) - PAGE/PLANT
13. RUDE WORLD (ROUGH MIX 2) - PAGE/PLANT

MIDAS TOUCH 72911

Place: STUDIO OUTTAKES
Date: 1981, 1985, 1997
Sound Source: 1-4: SB/VG+, 5-10: SB/VG+, 11-13: SB/EX

今話題の「XYZ」音源がBOOT化されました。ご存じの方はとっくにご存じのこの音源、ZEP解散後のJ.PAGEが、YES解散後のC.SQUIRE及びA.WHITEとともに新たなBANDを組もうと集い、デモテープを作ったものの結局ポシャッてしまったということで、これはまさにそのデモテープです。これはたまたまBOOTになる以前から聞くことが出来たのですが(Thanks CB本多さん)、今回再び聞いてみて改めて感じたことを書いてみます。このような魅力的な履歴を持った音源でも、やはり同時にこういったセッションにつきものの宿命も背負っていたようです。つまり、こういう音源に出会ったときにわれわれが必ずや抱く、ZEPPELINとYESが一緒に何かやればきっとすごいものが生まれるに違いないという幻想と、実際に聞いた音とのギャップです。そういった期待が大きいほどギャップも大きいのです。まあ、これは本人達が公式に発表したモノでもなければ、ましてや何かになる前のデモテープの段階でありここでどうこういっても全く筋違いな話で、これ以上は書きません。ただ、この2曲目が後にFIRMの「FORTUNE HUNTER」になったり(Thanks Yasさん)と、当時は実を結ばなかったもののその後のそれぞれの活動には大きく影響しているであろう事を考えれば、この「XYZ」は重要な助走期間ということが出来ます。そういった意味でのこの音源の価値は非常に大きいと思います。さてつづいて収録されているR.PLANTのアウトテイクスは「SHAKEN'N STIRRED」録音時のもので、アウトテイクスとしてはさほどおもしろいものではありません。特に最初の方にはいっているR.PLANTなしのカラオケほど意味のないものはありません。バンドのみなさんには悪いけど。最後のアウトテイクスは「RUDE WORLD」です。これはRainer Ptacek氏のトリビュート・アルバムに納められたPAGE/PLANTの新曲です。ちなみに私はこのアルバムをまだ聴いたことが無く、Rainer Ptacek氏という人も実は誰だか知らないという有り様です(先日亡くなったそうですが)。この曲は実はリリース前にインターネットでリークされ、私も初めてそれで聞いたのですが非常に印象的な曲です。とてもいい曲なので近いうちにぜひオリジナルを買わなければと思っております。このBOOTには3テイク入っておりどれがどうなのかは知る由もありませんが、ヴォーカルのみが聞ける2テイク目は鳥肌ものです。


Back to Outtakes Boot List