Sessions


CD-1
1. STAIRWAY TO HEAVEN (instrumental version 1)
2. ACOUSTIC GUITAR/ORGAN INSTRUMENTAL (Down By The Seaside early version)
3. ACOUSTIC GUITAR INSTRUMENTAL 1 (Bron-Yr-Aur early version)
4. ACOUSTIC GUITAR INSTRUMENTAL 2 (Bron-Yr-Aur early version)
5. BLACK DOG (rehearsal take)
6. NO QUARTER (rehearsal take)
7. STAIRWAY TO HEAVEN (instrumental version 2-4)
8. UNTITLED INSTRUMENTAL
9. STAIRWAY TO HEAVEN (take 1)
10. STAIRWAY TO HEAVEN (take 2)
11. THE BATTLE OF EVERMORE (acoustic intro fragment)
12. THE BATTLE OF EVERMORE (alternate stereo take, different lyrics with Plant only)
13. THE BATTLE OF EVERMORE (alternate stereo mix, echoed harmonies and choruses only)
14. THE BATTLE OF EVERMORE (alternate stereo mix, higher main vocals)
15. THE BATTLE OF EVERMORE (alternate final stereo mix version 1)
16. THE BATTLE OF EVERMORE (alternate final stereo mix version 2)

CD-2
1. FRIENDS (studio rehearsal session)
2. FOUR STICKS (instrumental version 1)
3. FRIENDS (final version 1)
4. FRIENDS (final version 2)
5. FOUR STICKS (instrumental version 2)

TDOLZ 499701-2

CD-1
Place: Headley Grange, Hampshire, U.K.
Date: January, 1971
Sound Source: Very Good+
CD-2
Place: India
Date: March,1972
Sound Source: VG+ to EX

Comment about this boot is Japanese only.
DISC 1は「IV」制作時のリハーサルおよびデモを集めたもの。かつて何度かBOOTで同じものが出ています。同音源を含む「ULTRA RARE TRACKS VOL.1」よりは明瞭さに欠け、ヒスノイズも多めですがその分「耳に優しい音」です。この音源自体のすばらしさはなんと言っても「Stairway To Heaven」の製作過程がありありとわかる事です。コード進行も決まっていない初期のテイクから徐々に完成していく様子は感動的で、このCDの10曲目、歌詞が半分くらい仕上がり、曲も大方完成したテイクでは演奏後にメンバーの満足げな会話が聞かれます。曲が曲だけに、これは偉大なドキュメンタリーです。「The Battle Of Evermore」は、今までは12曲目に収録のボーカルが違うテイクのみが出回っていましたが、今回それ以降のテイクも収録されています。13曲目は演奏は同じで、ボーカルはエコー部分だけが聞こえるテイク。14〜16曲目は完成テイクのミックス違いです。別テイクのおもしろさとしては、さほどでもありません。音質はかつて出ていたものよりは多少向上していますが、特に14〜16曲目などは音質がオフィシャルと同じくらい良くなければ違いがあまりわからず、楽しめません。DISC 2はR.PLANTとJ.PAGEの2人が72年にインドで現地のミュージシャンを使って録音した音源です。1曲目はリハーサルで、何度も何度も試行錯誤しています。フィーリングの違う現地のミュージシャン達とのコミュニケーションはさぞや大変だったでしょう。それでも何とか本番まで行き着いたのが2〜5曲めです(BOOTのクレジットはFRIENDSとFOUR STICKSの曲名がいれかわっていましたが、ここでは修正しています)。曲本来のオリエンタルな持ち味がさらに強調されたテイクに仕上がっています。音質は、同音源を収録した「THE COMPLETE 1972 BOMBAY SESSIONS」とくらべ、少し向上して聞き易くなっています。何年か前、ツェッペリンのリマスター・シリーズが発売された時のインタビューでR.PLANTが、JIMMYはなぜリマスター・シリーズにこのボンベイ・セッションを収録しなかったんだろう?忘れていたのかな? と言っていたのを読んだことがあります。おそらくROBERT自身もこれらの曲の出来に満足していたと思われます。ちなみに、ROBERTはこのときの現地のミュージシャン達が、みんなベロベロに酔っぱらっていておもしろかった、ということも言っていました。また近年PAGE/PLANTのアルバムで、この方向性が開花したことも興味深いものがあります。


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