最終更新日 2000年9月17日

最新ブートレッグ情報

(ここに紹介するブートは個人的に入手したものであり、
全てを網羅するものではありません。
それぞれにコメントつけましたが、あくまで主観的なものです。
演奏の善し悪しについてはさらに主観的になってしまうため
ここではあまり詳しくコメントしていません。
また、このページはブートの存在を助長したり
売買を目的としたものではないことをお断りしておきます。)


Once Upon A Time
-John Lennon-


1. IMAGINE (TAKE 2)
2. INSTANT KARMA (BBC TOP OF THE POPS)
3. MOTHER (ACETATE)
4. JEALOUS GUY (TAKE 1)
5. POWER TO THE PEOPLE (ALTERNATE MIX)
6. COLD TURKEY (ACETATE, ALTERNATE VOCAL-EARLY MIX)
7. LOVE (TREMOLO GUITAR DEMO)
8. LOVE (REMIX)
9. WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD (ROUGH MIX, NO STRINGS)
10. MIND GAMES (EARLY ROUGH MIX)
11. WHATEVER GETS YOU TURU THE NIGHT (ROUGH MIX)
12. #9 DREAM (MONITOR MIX)
13. STAND BY ME (MONITOR MIX-REHEARSAL)
14. (JUST LIKE) STARTING OVER (ROUGH MIX)
15. WOMAN (ROUGH MIX)
16. BEAUTIFUL BOY (ROUGH MIX)
17. OH MY LOVE (ALTERNATE TAKE 2)
18. WORKING CLASS HERO (AUSTRALIAN LP DIFFERENT MIX)
19. HAPPY XMAS (WAR IS OVER) (EARLY ROUGH MIX, NO STRINGS)
20. GIVE PEACE A CHANCE (GROUP REHEARSAL)

SWEET ZAPPLE - 1CD

Place: Various
Date: Various
Sound Source: SB/EX
ジョン・レノンのスタジオ・アウトテイクス集です。音はどれもかなり良いです。なにがどれほど珍しいとか、貴重とかはよくわかりません、というか、そんなことはどうでもいいのです。ブートの紹介として書くような文章じゃないんですが、ジョンのこれらの曲を聴くと、実際そんなことはどうでも良くなってきます。まあ、そもそもブート紹介としては初めから成立しないようなコメントをいつも書いているので、まあそんなつもり読んでください。何が珍しいとか、どこが違うとか、アセテートだとか、テイク1だとか、2だとか、そんなことはまったく関係ないのです。ただ、ジョンのこれらの曲を聴くたびに感じることを、これを聞いてあらためて感じました。会ったこともないし、人種も違えば言葉も違う、育った環境も違えば考え方も違う。英語だってすんなり入ってくるわけではないのに、なんでこんなにくるのかなあ・・・。最近、CMで、ジョンの昔の映像に合成したカップ麺のヤツがありますが、あれは“よくもやってくれた”もんです。あれを見る度に最悪な気分になります。昔はビートルズ関係の映像がテレビに映ると狂喜したものですが、あのCMはないんじゃないのかな? 地下鉄のアンディ・ウォーホルのポスター(ジョンの肖像がモチーフ)が、ジョンの方面の権利関係の許諾が不備だったことでヨーコさんに訴えられましたが、訴えられるべきものはそれだったんでしょうか? 逆に権利がクリアなら何をやってもいいということなのか? ここで紹介しているこのブートは、ジョンのソロ期の姿をありのまま伝えてくれます。ブート自体の生い立ちとかあり方自体は、簡単に言えば権利関係を踏みにじったひどいもので、人のふんどしで相撲をとっているのですが(表現、古い?)、しかしこの中に収められているのはジョンそのものであるのは間違いありません。最新技術を駆使して合成し、完成させたゴミではありません。ブートのあり方やCMのあり方等、批判や批評しようって気はありません。それは、はっきり言って手に負えるものではありません。本当に簡単にまとめてしまうけれど、やはり感じるのは、ジョンへの敬意がないから作れたのがあのCMで、少なくとも敬意は基本にあって作られたのがこのブートだと思いました。ジョンはどう思っているんだろう? あれでいいのかな? ヨーコさんは? (2000/9/17)


Better Than The Real Rebirth
-Rolling Stones-


1. START ME UP
2. BITCH
3. SHATTERED
4. SAD SAD SAD
5. UNDERCOVER OF THE NIGHT
6. HARLEM SHUFFLE
7. TUMBLING DICE
8. MISS YOU
9. RUBY TUESDAY
10. PLAY WITH FIRE
11. DEAD FLOWERS
12. ONE HIT
13. MIXED EMOTION
14. HONKY TONK WOMEN
15. ROCK AND A HARD PLACE
16. MIDNIGHT RAMBLER
17. YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT
18. LITTLE RED ROOSTER
19. BEFORE THEY MAKE ME RUN
20. HAPPY
21. PAINT IT BALACK
22. 2000 LIGHT YEARS FROM HOME
23. SYMPATHY FOR THE DEVIL
24. GIMMIE SHELTER
25. IT'S ONLY ROCK'N ROLL
26. BROWN SUGER
27. SATISFACTION
28. JUMPIN' JACK FLASH

VAGUE RECORDS - 2CD

Place: Sullivan Stadium, Foxboro, Massachusetts
Date: September 29, 1989
Sound Source: SB/EX
ストーンズが新たに大きなツアーを再開した89年。これはそのツアーのリハーサル時の音源です。リハーサルと言っても、聞いて判断したかぎりではお客さんがほんの少し入っており、多分、関係者を招待して本番と同じ演奏をして聞かせた時のものじゃないかと思います。演奏もリハーサルと言うより本番と同様です。この89年は日本にも初来日した時で、私も最高の盛り上がりで、日々東京ドームへ通いました。忘れましたが、4〜5回行きました。この音源では、そのツアーで演奏していた曲がほとんど網羅されていて、いわゆる日替わりメニュー(最近のツアーに比べるとメニューの曲数は少ないですが)がほとんど一度で聞けるのが嬉しいところです。その後2回、日本に来たストーンズですが、来るたびに足が遠くなった私も、この初来日時の感動はいまだにあり、その時のメニューを余計なホール・エコーの処理やオーディエンス・ノイズのない、生な音質で聞けるのはとても嬉しく、気持ちよく、すっかり愛聴盤になっています。(2000/9/17)


Denim & A Strat
-Rory Gallagher-


1. TATTOO'D LADY
2. EARLY IN THE MORNING
3. CRADLE ROCK
4. JUST A LITTLE BIT
5. WALK ON HOT COALS
6. A MILLION MILES AWAY
7. HANDS OFF
8. BULLFROG BLUES

HEAD - 1CD-R

Place: "My Father's Place", Roslyn, NY
Date: September 3, 1974
Sound Source: SB/EX-
ロリー・ギャラガー、74年のニューヨークでのライブ。74年は初来日した年で、「LIVE IN EUROPE」のアルバムが出た頃です。このテープでは頭の何曲かが無いようで、「TATTOO'D LADY」から始まります。この時期のライブの目玉は何といっても「A MILLION MILES AWAY」ですが、この日の演奏はちょっと煮えきらない感じです。ところで、最近読んだ雑誌の記事によると、ロリーはライブでは必ずMXRのコンプレッサーをONにしていたということです。そう言われてみると、ああなるほどそうなのか、と思わせるギター・サウンドです。いままで、あれは絶対にストレートにアンプから出ている音だ、ロリー・ギャラガーはそうしているに決まっている、と先入観で思いこんでいただけにこの事実は新鮮でした。そうだったのか… (2000/2/23)


Plugged Into Denver 1979
-Rainbow-


1. OVER THE RAINBOW
2. EYE OF THE WORLD
3. LOVE'S NO FRIEND
4. SINCE YOU BENN GONE / OVER THE RAINBOW
5. ALL NIGHT LONG
6. KEYBOARD SOLO / LOST IN HOLLYWOOD
7. BEETHOVEN 9TH SYMPHONY
8. KEYBOARD SOLO
9. DRUM SOLO / 1812
10. LOST IN HOLLYWOOD
11. MAN ON THE SILVER MOUNTAIN
12. BLUES
13. LONG LIVE ROCK'N ROLL
14. OVER THE RAINBOW

SS-99002 - 1CD

Place: Denver, Colorado
Date: November 16, 1979
Sound Source: SB/EX
レインボーのデンバーでのライブ。サウンドボード録音で、耳が痛いほどクリアで、おまけにステレオです。これがレインボーの第何期なのかは知らないのですが、このラインナップ(ボーカルがグラハム・ボネット)のレインボーが個人的に一番好きです。リッチーも、レインボーの後期のあたりでいったい何を弾いているのかわからない状態の頃があったのですが、このライブは丁寧に弾いています。ボーカルの声質もギターの音質も録音の質も、全て耳に痛いのですが、かなり楽しめました。(2000/2/23)


I Can't Get No Satisfaction
-Mountain-


1. THEME FROM AN IMAGINARY WESTERN
2. THUMBSUCKER
3. YOU BETTER BELIEVE IT
4. CROSSROADER
5. NANTUCKET SLEIGHRIDE
6. GUITAR SOLO
7. SATISFACTION
8. MISSISSIPPI QUEEN

GE-108 - 1CD

Place: Radio City Music Hall, NY
Date: October 3, 1974
Sound Source: SB/VG+
1974年ニューヨークでのライブ。この日付が正しいのならマウンテンとしては全盛期を過ぎた、最後の方になるのではないかと思います(日本に来たのは73年)。サウンドボード録音ですが、あまりクリアではありません。ビデオから落としたような音質です(良く分からない表現ですが)。実際映像があるならそちらの方が見てみたいものです。演奏自体はかなりテンションが高く、来日公演とは比較になりません。もしかしたらもっと前の、全盛期の頃のライブかもしれません。スピード感やギターのキレは最高で、まったくこの時代のレスリー・ウエストのギターサウンドはたまりません。(2000/1/10)


RRRRRROOOCK SHOW
-Paul McCartney & Wings-


1. VENUS AND MARS - ROCK SHOW
2. JET
3. LET ME ROLL IT
4. SPIRITS OF ANCIENT EGYPT
5. MEDICINE JAR
6. MAYBE I'M AMAZED
7. CALL ME BACK AGAIN
8. LADY MADONNA
9. THE LONG AND WINDING ROAD
10. LIVE AND LET DIE
11. PICASSO'S LAST WARDS
12. RICHARD CORY
13. BLUEBIRD
14. I'VE JUST SEEN A FACE
15. BLACKBIRD (PARTIAL)

MIDAS TOUCH 93711 -1CD

Place: The Forum, Inglewood, California
Date: June 23, 1976
Sound Source: SB/EX
ポール・マッカートニー&ウイングスの1976年ロサンゼルスでのライブ。このアメリカツアーのライブはオフィシャルにも発売されており(「Wings Over America」)、この日の演奏もそのアルバムに含まれているようです。ツアー最終日ということで、おそらく最高レベルの演奏なのではないでしょうか(想像)。このブートはコンサート前半部分のみの収録ですが、サウンドボード録音で音質は優秀です。私自身、実はオフィシャル盤を聞いたこともないくせにこのブートを手に入れてしまいました。こういうことって自分でも、どうかなぁ、とか思うのですが…どうなんでしょうか(笑)。すいません、こんなとこです。(2000/1/06)


Hey Joe
-Stevie Salas Colorcode-


1. OPENING SE
2. STAND UP
3. BABY WALK ON
4. BLIND
5. UNRELEASED
6. HEY JOE
7. JUST LIKE THAT
8. DRUM SOLO - COVER ME
9. INDIAN CHIEF
10. HARDER THEY COME
11. TWO BULLET AND A GUN
12. ROCK IT UP
13. OVER AND OVER AGAIN
14. THE "I GOT A FEELIN'" JAMES BROWN JAM
15. BOYS
16. THE "I GOT A FEELIN'" JAMES BROWN JAM (2nd day)
17. UNLEREASED (2nd day)

IL-366806/7 - 2CD

Place: CLUB QUATTRO, TOKYO, JAPAN
Date: July, 1990
Sound Source: AUD/VG+
スティービー・サラス初来日公演の会場録音音源です。この時の音源はオフィシャル盤にも一部収録されています。このライブには私も行きました(確か2日目だったと思う)が、これが最高のライブでした。強烈なパワー感とバンドが一体化したノリは、ホントに素晴らしく、個人的には今まで見た多くのライブの中でも最高の部類に入ります。このブートを聞いてそれが甦ってくるかと思っていたのですが実際は、ああ、こんな感じだったなあ、くらいの感じでした。やはりその場にいたからこそ伝わるモノがあるわけで、だからこそのライブなのだなあ、と思った次第です。その後スティービー・サラスのライブは2回行きましたが、残念ながらこの時ほどの衝撃はありませんでした。伝説のライブとはこういうことなのだなあ、と思います。(2000/1/06)


Live And Loud!
-Van Halen-


1. LIGHT UP THE SKY
2. SOMEBODY GET ME A DOCTOR
3. RUNNIN' WITH THE DEVIL
4. DANCE THE NIGHT AWAY
5. BEAUTIFUL GIRLS
6. ON FIRE
7. BASS SOLO
8. YOU'RE NO GOOD
9. FEEL YOUR LOVE TONIGHT
10. OUTTA LOVE AGAIN
11. ICE CREAM MAN
12. AIN'T TALKIN' 'BOUT LOVE
13. GUITAR SOLO
14. D.O.A.
15. YOU REALLY GOT ME
16. BOTTOMS UP!

AH CD 005 - 1CD

Place: Serrande Arena, Fresno, California, USA
Date: March 25, 1979
Sound Source: SB/EX
79年カリフォルニアのライブ。デイブの曲間のMCによれば、この日は2nd World Tourの初日ということです。なによりも驚いたのは音の良さです。なんでも、関係者がモニターのそばにマイクを設置して録音したということらしいのですが、なるほどそんな音です。多少のバランスの悪さもありますが、そんなものは吹きとばすほどの迫力と臨場感。演奏される曲も3枚目のアルバムまでの曲で、この時期のライブはプロモのライブビデオで垣間みれる位しかなかったので非常に新鮮です。私個人としては、DAVE LEE ROTH時代のVAN HALENがベストだと思っており、その意味ではこんな素晴らしい音源はまさに垂涎ものです。このようなものが公式に出てくれれば最高なのですが、状況的にはほとんど不可能でしょう。本当に残念です。(99/8/27)


Montreux Casino
-Pink Floyd-


1. ASTRONOMY DOMINO
2. FAT OLD SUN
3. CYMBALINE
4. ATOM HEART MOTHER (SMALL BAND VERSION)
5. THE EMBRYO
6. MORE BLUES
7. IF
8. GREEN IS THE COLOR
9. CAREFUL WITH THAT AXE. EUGENE
10. SET THE CONTROLS FOR THE HEART OF THE SUN
11. A SAUCERFUL OF SECRETS
12. INTERSTELLER OVERDRIVE
13. BLUES
14. JUST ANOTHER 12 BAR 15. ONE OF THESE DAYS

2CD

Place: Festival Du Musique Classique, Altes Casino, Montreux, Switzerland
Date: September 21-22, 1970 (7)1970 BBC (13&15)1971 BBC
Sound Source: SB/EX-
70年モントルーでのライブ。演奏曲目を見ると分かるように、この時代ならではの選曲です。興味深かったのはブルースのインストゥルメンタルを何パターンかやっていることで、後の「Wish You Were Here」のアルバムの最初の部分を彷彿とさせる演奏が聞けることです。音質は、ギターがちょっと耳に痛い意外は非常にクリア。ただ、やはりこの時代の演奏曲目は私レベルのファンにとっては若干つらい部分があったことは事実です。


Live In Japan 1972
-Pink Floyd-


1. SPEAK TO ME
2. BREATH IN THE AIR
3. ON THE RUN
4. TIME
5. BREATH IN THE AIR (REPRISE)
6. THE GREAT GIG IN THE SKY
7. MONEY
8. US AND THEM
9. ANY COLOUR YOU LIKE
10. BRAIN DAMAGE
11. ECLIPS
12. ONE OF THESE DAYS
13. CAREFUL WITH THAT AXE. EUGENE

1CD

Place: Nakajima Sports Arena, Sapporo, Japan
Date: March 3, 1972
Sound Source: AUD/VG+
この音源には思い入れひとしおです。私がロックを聞き始めたころで、「吹けよ風、呼べよ嵐(One of these days)」がラジオでガンガンかかっていました。そんなとき、ピンク・フロイドが札幌にやってきたのです。当時、隣に住んでいた2つ年上の友人がチケットを手に入れたものの、学校の行事のために行けなくなり、とはいえ、私もそのかわりに一人で札幌までロックのコンサートを見に行くことなど考えられない年齢だったので、なんともったいないことだという思いを味わったものです。さて、この音源は非常に良い音質で当時の模様を再現してくれます。ステージに近いところで録られたようで、臨場感も素晴らしいものがあります。ピンク・フロイドのライブ遍歴には詳しくありませんが、分かる範囲でいうと、このライブで演奏されている大作「The Dark Side Of The Moon」は、この時点ではまだリリースされておらず、そう思って聞くと会場内も戸惑っているようで、とても静かです。演奏内容もまだプロトタイプで、これはこれで興味深いものがあります。当時、もしこれを聞いていたらどんな感じだったろう?とか考えます。この音源自体完全収録ではないようで残念なところですが、私にとっては聞けただけで十分です。


Radio Free
-Free-


1. The Stealer
2. Fire And Water
3. Ride On A Pony
4. Heavy Road
5. Woman
6. Love You So
7. All Right Now
8. Be My Friend
9. Mr. Big
10. All Right Now
11. The Stealer
12. Little Bit Of Love
13. Traveling In Style

1CD

Place: (1-9)Radiohuset, Stockholm
(10-13)BBC
Date: (1-9)January 2, 1971 (10-13)1970-1972
Sound Source: SB/EX
フリーのラジオ放送用に録音されたスタジオ・ライブです。ただ、放送用音源ではなくそのマスターテープからということらしいです。音質はハイエンドが少なく(これはフリーの演奏なのでこれで良いのだと思いますが)バランス的には理想的だと思います。曲目も内容も素晴らしく、いつかオフィシャルで出てもおかしくはないです。ところでフリーと言えば、何年か前に誰か有名な人がリミックスしたというベスト盤が出て、それまでアナログ盤のこもった音質に不満を持っていたので飛びつくように買ったのですが、これが最悪でした。確かに音質は極めてクリーンになり、分離もバランスも最高なのですが、はっきり言えばフリーの持っていた雰囲気とか印象を全てはぎ取ったようなことになっていたのです。私はこれを聞いて以来、フリーってこんなもんだったのかと思い、自分の中での評価も下がっていました。しかし今回のブートを聞き、あらためてフリーの音質はこうであるべきだったんだということに気づかされました。なんでもかんでもクリアになればそれでいいってもんじゃないのです。


Turip Bulb Auction Hall
-Cream-


1. NSU
2. Sunshine Of Your Love
3. We're Going Wrong
4. Steppin' Out
5. Rollin' And Tumblin'
6. Toad
7. I'm So Glad
8. Tales Of Brave Ulyses
9. Sunshine Of Your Love
10. Sleepy Time Time
11. Steppin' Out
12. (Fade in) Sittin' On Top Of The World

1CD

Place: (1-7)Turip Bulb Auction Hall, Spaloing, Lincolnshire
(8-12)Koncerthusen, Stockholm, Sweden
Date: (1-7)May 26, 1967 (8-12)November 14, 1967
Sound Source: SB/VG to VG+
クリームのライブ、サウンドボード録音です。が、(1-7)の演奏ではヴォーカルが遠くてちょっとしか聞こえません。その分荒っぽい音質のギターがとても近くに聞こえますが、決して気持ちの良い音質ではないです。左チャンネルにベースがいるらしいのですが、何かの接触が悪かったのか、一瞬バリバリと左からベースが聞こえてきたきり最後まで回復しないまま後ろの方で鳴っています。(8-12)は演奏内容はまあまあですが、正式にリリースされなかった音源ですからまあそのくらいのものです。音はこもっています。最後の曲のみクリアでバランスが良いので、これはどこか違うところの音源かも知れません。


Aphrodite 1971
-Pink Floyd-


1. Green Is The Color
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Echoes
4. Atom Heart Mother
5. Cymbaline

1CD-R

Place: Hakone, Japan
Date: August, 1971
Sound Source: AUD/VG+
71年、箱根のアフロディーテで行われたライブです。AUDIENCEにしてはかなり良い音で、オープニングでは糸井五郎氏の「THIS IS PINK FLOYD!」という声が聞けます。この当時のライブは必ず糸井氏がオープニングを務めたのでしょうか。この日の部分的な映像は見たことがありますが、演奏を聴いたのは初めてです。まだ神秘的とかいう言葉がふさわしい頃で、この演奏もヴォーカルにたっぷりエコーがかかり、それはそれは幻想的です。当時私がピンク・フロイドに求めていたイメージがそのままここにあります。懐かしい。当時みられなかったものの、これだけ聴けただけでも十分満足です。「Cymbaline」の終わりの方で爆竹が盛大に炸裂して、曲が終わった後、メンバーの「SCARE...」という声が聞けます(多分、そう言っていると思う)。


The Fourth Night
-Deep Purple-


1. Introduction
2. Highway Star
3. Smoke On The Water
4. Child In Time
5. Strange Kind Of Woman
6. Lazy / Drum Solo / The Mule

DEMON'S EYE

Place: Bristol Colston Hall, Bristol, U.K.
Date: September 16, 1972
Sound Source: AUD/VG-
ジャケットがきれいなのに音が悪くてガッカリという、昔はよく経験したことを思い出させてくれた1枚。パープルの歴史的なことは詳しくはわからないのですが、多分このメンツでは最後のほうにあたる演奏だと思います。この時期のリッチーのギターの音が大好きな私にはその部分だけでも楽しめますが、まあそのくらいの感想です。音が悪い!とゴネたところで、良くなるわけでもなし。


Summertime
-Janis Joplin & The Kozmic Blues Band-


1. Instrumental
2. Maybe
3. Summertime
4. Try (Just A Little Bit Harder)
5. Can't Turn You Loose
6. Combination Of The Two
7. Ball And Chain
8. Piece Of My Heart

MOONRAKER 101

Place: Amsterdam
Date: April 1, 1969
Sound Source: SB/EX
これはとても録音状態が良く、おそらくきちんとミキシングされたものが流出したのだと思われます。先に正規盤で「Winterland 68」が出ましたが、そこから察するにこういった未発表のジャニスの音源がまとめられ始めているのではないかという気もします。このBOOTの音源も演奏は素晴らしく、ジャニスのヴォーカルも絶品です。それこそ正規盤でリリースされても全然おかしくない内容です。


Mountain Of A Man
-Leslie West-


1. Theme For An Imaginary Western
2. Nantucket Sleighride
3. Roll Over Beethoven/Whole Lotta Shakin'
4. Oh Those Eyes
5. You're Too Young
6. I Can't Make A Friend
7. Young Blues
8. Final Hour
9. Your Hasty Heart
10. Respect
11. I Don't Need Your Loving
12. When It's Over
13. Sunny Summer Rain
14. Why Doncha?
15. Don't Burn Me
16. Blood Of The Sun
17. Crossroader
18. My Baby
19. I Love, Love You (Yes I Do)

TDR 034

Place: Various Location
Date: Various Dates
Sound Source: SB/VG+
これはちょっと期待していたのものとは違っていました。このBOOTのメインはレスリー・ウエストが最初に組んだバンドの音源なのですが、これが古い。60年代の音って感じで(まさにそうなのだと思いますが)マウンテンを彷彿とさせるものはまるでありません。それはそれでしょうがないことですが、これだったら聞かなくてもよかった。資料的な価値はあるのでしょうが。ただ、中でオーティス・レディングの「RESPECT」をレスリー・ウエストが歌っているのがあって、これだけはちょっと興味深かったというくらいです。


For Yasgur's Farm
-Mountain-


1. Blood Of The Sun
2. Silver Paper
3. Long Red
4. Theme For An Imaginary Western
5. Dreams Of Milk & Honey
6. Stomy Monday(cut)
7. Mississippi Queen
8. For Yasgur's Farm
9. Never In My Life(cut)
10. Unknown Blues(cut in)

Gypsy Eye 068

Place: (1-2) Olympic Auditoina, Los Angeles (3-10)StoneyBlook
Date: (1-2)March, 1970 (3-10)July 26, 1970
Sound Source: SB/VG to VG+
1970年のマウンテンのライブ。これらの音源はオフィシャルのライブには収録されていません。初めて聞くものばかりでしたがとても良い演奏です。ただ使われているテープはちょっと傷んでいるようで(元はどうなのか分かりませんが)数カ所音切れがあったりレベルが急に変わるところがありました。それはしかたないとして、レスリー・ウエストのギターはここでも最高です。サウンドもフレーズも艶っぽく、ファンとしてはたまらないものがあります。


Rock Explosion '72
-Creedence Clearwater Revival-


1. Born On The Bayou
2. Green River / Susie Q
3. Feelin' Blue
4. Travelin' Band
5. Fortunate Son
6. Commotion
7. Losi
8. Bad Moon Rising
9. Proud Mary
10. Up Around The Bend
11. Hey Tonight
12. Keep On Chooglin'

CD-R

Place: Japan
Date: February, 1972
Sound Source: AUD/VG
1972年、CCRの来日公演の模様です。場所、日付は不明です。CCRはスタジオ録音自体がライブみたいなもので、実際のライブにおいて曲の印象がガラッと変わるというバンドではありません。ということで、ハプニングもなく淡々と演奏が進んでいきます。この辺、オフィシャルのライブ盤と同様です。ただ、さすがに会場録音、お客さんの入れ込み様はよく伝わってきて、必死でなにか叫んでいる人もいます。CCRを聞くたびにいつも思うことですが、ジョン・フォガティのヴォーカルは強力で、まさにこの声こそがCCRの肝だったということです。こう言ってしまうとCCRには失礼ですが、現在のソロ活動では彼一人でCCRが出来ています。


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