Club Challenge Events 2006 - Ferrrai Trophy Rd.4 MOTEGI

　１周4.8kmのコースを8周で行われた今年度の最終戦は、出走台数44台で争われました。これだけの台数がグリッド上に並ぶだけでも壮観な光景ですが、反面リスキーな要素も持ち合せております。
　午後12時、これまで聴いたことがないほどのＦｅｒｒａｒｉサウンドとともに決勝がスタートしました。毎回スタートには定評があるＭＯＭＡＫＡが、2コーナーにおいて予選で1番手上位にいたＡＲＮＯＵＸをアウト側からパスして総合2番手に上がるも、ＡＲＮＯＵＸは溜まらず痛恨のスピンを期して順位を落とします。後続車はこの混乱で予選順位を変えることになり、以後のレース順位が大きく変動しました。今回はこの混乱で大きな接触はありませんでしたが、主催者側は過熱してきたＴｒｏｐｈｙの状況を正確に把握して、エントリー台数の多さによる危険に対して何らかの対策を講じる必要性があるように思われます。
　この混乱に乗じて順位を上げたＭＯＭＯＳは、Ｔｒｏｐｈｙ参戦2戦目ですが、全く引けをとらない走りを見せながら後続車の追撃をかわし、後半までその順位をキープしました。
　一方、360challengeで初参戦となったＭＯＮＡＫＡは、車輌セッティングが完全な状態ではないものの、ファーステストに限りなく近いタイムを叩き出し来年度の活躍に期待が掛かる結果を出しました。
　来年度のＴｒｏｐｈｙスケジュールはまだ確定しておりませんが、４戦前後が予想され、これまで以上に参加者の増大が見込まれますが、レース中も黄旗の追い越しが多く見られることなど、多くの問題が目に付くことにもなりました。安全性を高めたイベント運営に期待するとともにエントラント側にも求められることがあるように思われます。

順位	ドライバー	車種
③	AKAUMA	F355challenge
④	MOMOS	F355challenge
⑤	MASU	F355challenge

順位	ドライバー	車種
①	MONAKA	360challenge
②	ROLLS	360challenge
③	YUNBO	360challenge
⑤	ARNOUX	360challenge