花と泉の公園

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 花と泉の公園は、東北最大級のぼたん園と「れいな de ふろーれす」(ベゴニア館と交流プラザ)から成り、岩手県一関市花泉町に所在します。「花と泉の公園 ぼたん園芸図鑑」によると、ぼたん園は、竹下内閣の時の「ふるさと創生事業」で公募されて作られたそうで(当時は、一関市と合併する前)、私見では、事業の中では有意義なものだと思います。なお、名前は「花と泉」ですが、町名に由来するだけで、公園内に泉があるわけではないようです(ハス池はあります)。
 2010年の5月16日と5月22日の2回行ってきました。当初は16日だけの予定でしたが、その日は咲いているボタンがあまりなかったことと(4月まで雪が降るくらい寒かった影響があったのかもしれません)、公式サイトの社員ブログの5月21日の記事に「朝5〜9時まで、入園料が早朝割引の400円、お食事とセットで600円」と書かれているのを22日の真夜中に読んで、実質200円で提供される食事がどのような物か興味をそそられたので、22日にも行くことを急遽決めました(笑)。もっとも、この記事は23日に訂正され、実際は、食事は600円で、入園料ともセットになっていませんでしたが、食事の内容は、200円だとかえってこちらが恐縮してしまうようなちゃんとした物でした。
 参考までに、仙台からの交通手段等は、私の場合、16日は、前日に長距離バスで一関市まで行って一泊して翌朝に電車で花泉駅に行き、22日は、早起きして6時発の電車(東北本線)で花泉駅に行き、花泉駅からは徒歩(4km程。片道約40〜45分くらい)でした。なお、花泉駅の近くにタクシー会社があるので、電車で行く場合はタクシーを利用することをお勧めします(5分、1,400円だそうです)。まぁ、徒歩は徒歩で、道すがら風景写真を撮ることが出来たり、地元の中学生が礼儀正しいことを知ることが出来ました(登校中の中学生から、もれなく(?)、おはようございますの挨拶をして貰えます)。

ぼたん園
 「ぼたんハウス」、「日本ぼたん協会指定ぼたん見本園」、「しゃくやく園」、「石楠花園」等から成ります。ボタンは306品種5,000本、シャクヤクは69品種3,500本が植えられており、5月上旬〜6月上旬が開花期で、この時期にはイベントが開かれます。ボタンやシャクヤク以外の花もあり、シャクナゲの見頃は5月中旬、ユリの見頃は6月下旬だそうです。他に、ヤマブキ、アイリス(花が咲いていなかったので、正確な種(しゅ;species)は不明)、アジサイなどが植えられていました。
 ぼたん園の入園料は、開花の最盛期は一般500円(小・中学生250円)ですが、開花状況(花がない時期は割安)や入園時間(早朝割引あり)によって変わるので、公式サイトでチェックすると良いと思います。

ぼたん園(手前)とぼたんハウス(奥) ぼたん園(手前)と東屋(奥) ぼたん園 ぼたん園 ボタン近影 ぼたんハウス隣の広場(?)
 


見本園 ‘比良の雪’ ‘雪月花’ ‘越の雪’ ‘雪灯籠’ ‘暁の雪’
 
‘島錦’ ‘松村桜’ ‘新潟不借金’ ‘春霞’ ‘烏羽玉’ ‘聖代’
 
‘紫上’ ‘旭の空’ ‘満天紅’ ‘小町白’ ‘九十九獅子’ ‘明治の誉れ’


 日本ぼたん協会指定見本園は国内では二つ目で、他に島根県八束町にあるそうです。雪が付く品種は、写真の品種の他に、‘雪笹’と‘雪重’がありましたが、前者は「花と泉の公園 ぼたん園芸図鑑」に載っていた写真では白色なのに実物は赤色だったので栽植違いだと判断し、後者は晩生の品種で咲いていなかったことから、ここでの紹介は見合わせます。参考までに、‘雪重’は私も栽培しており、2010年は5月25日に開花しました(花泉より南の仙台の方が若干早く咲いたかもしれません)。

ベゴニア館
 東北初のベゴニア専門の鑑賞温室だそうで、平成12年にオープンしたそうです。ベゴニア用の鑑賞温室は一棟だけです。350種類5,000鉢あるそうです。ベゴニア館の入館料は一般800円(小・中学生400円)です。ぼたん園との共通券(ぼたん・しゃくやく祭り開催期間中のみ利用可)は一般1,000円(小中学生500円)です。

ベゴニア館 雛壇 鑑賞温室 鑑賞温室 ハンギングバスケット

売店など
 食事は、れいな de ふろーれすの食堂「はずみ」(軽食の他、一関名物の餅、岩手牛など)とカフェスペース、ボタン園内のぼたんハウス(石窯焼きのピザ、パスタ)、また、イベント期間中だけかもしれませんが、ふるさとテント村(「花拓里の館」がある広場の出店[焼き鳥、岩手名物はっと汁など])でとれます。
 花は、ぼたん園内のぼたんハウスで、ボタン等が販売されています。また、れいな de フローレスの花卉直売コーナーでは、ベゴニアと園芸用品が販売されています。
 お土産は、れいな de ふろーれす内の物産販売コーナーで、地元の農産物(野菜、花、米など)とその加工品や、岩手県のお菓子、オリジナルグッズなどが販売されています。「花と泉の公園 ぼたん園芸図鑑」もこちらにあります。
 のぼりのイラストを描かれたのは、かゆらゆかさんという方で、2010年は公式サイトのトップページにもこのイラストがありました。左が姉の花恋(かれん)ちゃん、右が妹の泉美(いずみ)ちゃんです。惜しいことに、今年(2011年)は、公式サイトのトップページから外されてしまったようです。

ふるさとテント村 岩手牛 一関餅 ボタン汁
名前はボタン汁ですが、猪の肉は入っていません。
花拓里の館 のぼり



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