零羊崎神社

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 「零羊崎」と書いて「ひつじさき」と読みます。豊玉彦命を祀っている神社だそうです。宮城県石巻市の牧山という山の頂上付近の本殿(?)に行く途中に、ハナショウブとツツジなどが植えてある花菖蒲苑があります。昭和39年に開苑したそうです。2010年は、6月19日〜7月4日にアヤメ祭が開かれるとのことだったので6月26日に行ってきました。この日はアヤメ祭のほぼ中間の日で野点が開かれることになっていて、開花していると予想していましたが、春の低温が響いて開花が遅れたのか咲いていたのは早生の品種くらいで、全体の1割にも満たなかったと思います。そこで、翌週の7月4日にも行ってきましたが、この日はほぼ満開でした。公式サイトはなく、神社に直接問い合わせるくらいしか、開花状況を知る手段がないのが痛いです。
 300品種3000株が植えられているそうで、期待したとおりにコレクションを増やすことができました(^^)。他にツツジなども植えられていて、5月頃にはつつじ祭が開催されるようです。景観が良いところだと思いました。開園時間は8〜17時です。訪れた2日とも8〜9時台に鑑賞しましたが、早かったためか、管理している人と数人がいるくらいで、ほぼ貸し切り状態でした(^^)。入場料は、咲いている花の多少に関わらず300円です。子供は無料だそうですが、何歳まで無料かは不明です。売店は、飲み物の自動販売機と、ハナショウブ(1株800円)、御守り、新茶を販売しているところがあるくらいです。手洗い旧式で、あまり使いたいとは思いませんでした。市街地から神社に行く途中の「牧山市民の森」の第一駐車場に手洗いがあるので、そこで済ませるのがいいと思います。
 交通手段は、車がベストだと思います。好きこのんで徒歩で行く人はいないと思いますが、以下は参考までに。私の場合、石巻駅から宮交バス(渡波駅前)で吉野町三丁目と言うバス停まで行き、そこから歩きました。バス停からあやめ園までおよそ3km程ですが、山の中なので、行きは坂を登ることになります。6月26日は晴れでしたが、森林が陽を遮っていた御陰で、思っていたほど暑くなかったです。
 なお、この周辺の牧山地域は硯上山万石浦県立自然公園の一部として指定されており、イヌブナ等から成る自然林は石巻地方では牧山でしか見ることができない珍しい植生となっているそうです。また、石巻と言ったら、故石ノ森正太郎先生の出身地であり、漫画で町興しをしていることで有名だと思います。

 震災の影響により、現在どのようになっているか不明です。もしかしたら、今年(2011年)は、あやめ祭りが開催されないかもしれません。

花菖蒲苑の外の道路から。 6月26日撮影。咲いていたのは、早生の品種だけでした。 左の写真と同じ場所を別の角度から。 写真の中の建物は売店。  
 
      花菖蒲を川に見立てたようです。  
 
 
‘風雪’ ‘雪牡丹’ ‘北野天使’ ‘藍草紙’ ‘ザ・グレートモガール’
 
‘西行桜’ ‘朝戸開’ ‘鎧武者’ ‘五月晴’ ‘妹背川’
 
‘古種しぼり三英’ ‘初穂’ ‘桃霞’ ‘神代の昔’ ‘牡鹿の里’



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