2001年の新着情報 4月から12月(バックナンバー3)


(12月28日) 医療従事者向けの雑誌「メディカルトリビューン」12月20日号で、花粉症特集記事が10項目報道されています(パスワード要)。 その中には来年の花粉飛散予測や、自動計測などの最新のトピックスなどが含まれています。 東京都医師会雑誌では「花粉症治療を原因とする不正子宮出血」と徐放性ステロイド剤の副作用に触れた記事が掲載されています(54巻10号、12/15)。  耳鼻咽喉科医向けの医学雑誌のJHONS2002年1月号でも花粉症が大きく特集されています。 その中にもステロイド筋注に触れた記事が3つ含まれています。

(12月24日) アレルギー週間の催し物として、日本アレルギー協会関西支部主催の講演会が大阪で平成14年2月23日(土)に開かれ、「花粉アレルギーを考える〜花粉アレルギーの解明と予防、治療〜」が特集されます。 関東支部では平成14年2月16日(土)に「アトピー性皮膚炎を含むアレルギー疾患について」がテーマとなります。 いずれも電子メールなどで申し込みが必要です。

(12月20日) 「抗体使って花粉症抑制 米大など開発」と新しいアレルギー制御の治療法が報道されました(12/19日経夕12/20毎日)。 これは「花粉症の症状を、特殊な抗体を使って押さえる薬を536人に対して臨床試験を行い効果があったと米医師会誌に発表した」とのことです。 たぶん抗IgE 抗体療法の事と思われ、国内でも臨床試験が開始すると思われます。 単に症状を抑えるだけでなく、減感作療法の導入時の副作用防止などのも使えそうです。

(12月14日) 「2割がスギ花粉症 アレルギー協会 初の1万人調査」と報道されました(12/14 毎日)。 それに依りますとスギ花粉症の「全国平均の推計有病率は19.2%で、東海が28.4%と最多で、南関東が23.8%、スギ花粉がない沖縄は2.8%と全国最低だった」とのことです。

(12月14日) 花粉症関連の情報が、花粉症のHPで少しずつ更新されています。 花粉症対策本部の「ためになる花粉症コラム」、鼻アレルギー情報センターの「スギ・ヒノキ着花状況」、バイエル花粉2001の「2002年スギ花粉前線と受診の目安(NPO花粉情報協会提供)」などです。 来年も飛散数の多い地域のかたは、早めの対策が必要と思われます。

(12月3日)  日本アレルギー協会、九州支部のページが新しくなり、2002年のスギ花粉飛散予測が掲載されました。 それによるとスギ+ヒノキ花粉飛散予測数は気温からは2908個/cm2/シーズン、湿度からは3819個/cm2/シーズンと、平年値の約1.5-2倍で、2001年の約50-60%となります。 ただし 花芽の付き方や冬から春にかけての天候による補正が必要となるでしょう。

(12月3日)  11月に八王子市の高尾山に行き、花芽の付き具合を観察してきました。 花芽の付き具合は多いものから少ないものまでさまざまで、平均すると程々の状態と言えそうです。(比較的多いもの #1, #2, #3)。

(12月3日) 医療従事者向けの雑誌Medical Tribune 11/22+11/29号で、「特別企画 2002年花粉症治療Update 近年の患者動向と花粉飛散予測を基に」が掲載されています。馬場廣太郎氏、大橋淑宏氏、藤枝重治氏、今井 透の対談で、本ページで今年行われた「毎週の症状アンケート3月第2週」の結果も紹介されています。(MediProのパスワード必要)。

(11月7日)  朝日健康フォーラム「悩んでいませんか?花粉症の予防と治療」が12月4日(火)大阪で、12月11日東京で開かれる予定です。 「花粉症の予防と治療について」の基調講演と、「あなたに合った治療法を見つける」のパネルディスカッションが予定されています。 ネット上で申し込めますが、締切が迫っていますのでご注意ください。 「秋の花粉症」の記事が週間ポストで掲載されています(11/9号)。

(11月5日)  「花粉症 排ガス 関連検証 とが1万人調査開始」と報道されました(11/7読売)。 「東京都は、ディーゼル車などが大気中に出す排ガスと花粉症の因果関係を科学的に実証するため、都民1万人を対象とした大規模な実施調査を開始した」とのことです。 「対象は環状七号線(大田区)と新奥多摩街道(昭島市)の沿線住民6000人と、幹線道路から離れた地域(大田区、福生市)の住民4000人です。」  読者の中に調査の依頼が届きましたらば、花粉症の有無、年代、大気汚染の有無に関わらず、是非アンケート調査や健康診断にご参加をお願いいたします。 調査の結果次第では、排ガス対策や花粉症対策がより有効に行われていくと思われます。

(10月22日) 第51回日本アレルギー学会が10月29日(月)から31日(水)まで、福岡シーホークホテル&リゾートで開かれ、花粉症に関する一般演題も27題発表されます。 また会期中に「第一回空中花粉測定・情報研究会」や「NPO花粉情報協会第1回総会」も開催され、今後の花粉情報のあり方について討論されます。 第42回日本花粉学会が11月2日(金)から4日(日)まで大阪市立自然博物館で開かれます。 講演会のプログラムが本日紹介されましたが、花粉情報にもITを利用した飛散予測や、飛散観測の進歩が窺われ将来の発展が楽しみです。

(10月22日) 「鼻炎患者にムシできぬ敵 耳鼻科医が全国調査 ガやゴキブリでも『クシュン』」とアレルギー性鼻炎の一部に、昆虫があることが全国規模の調査で示されたようです(10/21朝日)。 「医薬品副作用ネット公開へ 厚労省方針 患者の目安に価格も」と報道されました(朝日10/21)。 これにより、患者が副作用の初期症状に気づきやすくなること、同じ効き目でも値段が安い薬があると知ってもらうことで「価格志向」を促す二つのねらいがあるようです。

(10月17日) 「スギ雄花のつき具合の観察による花粉生産量予測技術の研修会開催について」、10月16日林野庁研究普及課からプレスリリースがありました。 「林野庁は、花粉症に対する森林・林業側からの対策として、「秋にスギ雄花のつき具合を観察調査することにより、翌年の花粉生産量を予測する技術」を、今年度から、全国に普及する事業を開始しました。」 研修会は東京ブロックの10月23日を皮切りに、各地4会場で行われる予定です。

(10月10日) 「長引くくしゃみ・鼻づまり 花粉症 秋の注意報」と特集されました(日経10/9夕)。 「原因植物の開花期把握を ブタクサなど一斉に 飛距離は10メートルほど 都、情報提供を検討」などと秋の花粉症への注意が呼びかけられています。 ただしダニアレルギーも始まりかけているので、これに対する注意も必要と思われます。 

(10月4日) 日本アレルギー学会がHPで一般用と会員用の「アレルギーの認定医と、認定施設の一覧」紹介を始めました。 アレルギー患者さんの医療機関探しに役に立つと思われます。 また当ページの始めた減感作療法実施施設の紹介も13施設が協力をいただいており、有り難うございます。 現在までの所、特に問題やご迷惑は起こっておりませんので、今後さらに多くの医療機関の登録をお願いいたします。

(9月26日) 「『午前11時から非常に多く...』 花粉予測 細かく 環境省が方針」と報道されました(9/25日経夕)。 「環境省は、花粉の飛散量をリアルタイムに計測、決めの細かい花粉予測情報を出すシステムを首都圏と関西圏、中部圏で導入する方針を25日までに固めた。」ようです。 これは自動計測結果を見ながら、翌日の天気予報を組み合わせて、翌日の花粉飛散予報を立てる仕組みのようです。 「環境省は来年度の概算要求に約1億5千万円を盛りこんだ。」ようです。

(9月22日) 「悩みのスギ、ヒノキ...  花粉多い木“ねらい撃ち”間伐 来年度から」と報道さえました(9/21読売夕)。 花粉症の対策の一環として、花粉を多く付けたスギやヒノキだけを切る間伐事業に、林野庁が来年度から乗り出す」とのことで、「3年間に都市部への例年の飛散量を1−2割減らしたい」と言っているようです。 「事業はスギ・ヒノキ林の所有者や林業公社などから寄せられた申し込みを基に都道府県が計画、費用の半額を国が負担する」ようです。 効果の高そうな木の選択に、飛散花粉の自動計測結果が蓄積され活用されると良いと思われます。

(9月21日)  「組み換えイネが花粉症を治す」と「食べるだけで、花粉症が治るコメが開発されつつある」と特集報道されました(日経バイオビジネス2001.10号)。 これは農業生物資源研究所で開発中の遺伝子組み替えイネ(米)で、実用化されれば、毎日ご飯を食べるだけでスギ花粉症が治療できる可能性がある」とのことです。 この減感作は三共薬品の公表したスギ花粉アレルゲンのヒトT細胞エピトープを用いるようです。 ただし「減感作米が実用化するのは最短でも10年後」のようです。

(9月14日)  9月13日平成13年度第1回東京都花粉症対策委員会の報告がされ、「11測定値点のうち9地点で予測値の範囲内で予測の的中率が約80パーセントとなった」ようです。 また飛散開始日も、修正後はおおむね予測範囲内でした。 インターネットの今年の利用件数は146,309件とテレホンサービスの25,425件を大きく上回ってきているようです。

(9月10日)  平成13年度第1回東京都花粉症対策委員会が9月13日に開かれ、今年のスギ・ヒノキ花粉飛散状況についての結果について検討が行われます。 来年度の飛散予測は次の機会になると思われます。

(9月10日)  「第39回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会」が昨日行われ80名を越す参加者が得られました。 次回は平成14年1月27日(日)に開かれ、「平成14年度のスギ・ヒノキ花粉飛散予測」、「サルの花粉症」、「花粉症とIT」などの演題が予定されています。 この懇話会の支援で「減感作療法実施施設の紹介」ページが試行段階となりました。 この試みがより役立つように育つことをお願いすると共に、試行についての検討を来年春に行う予定にしています。

(9月3日)  9月1日東京都が「ディーゼル車排出ガスと花粉症」の関連についての調査を開始することを報道しました(ディーゼル車排出ガスと花粉症)。9月4日に第一回の会議が開かれ、今後の研究計画が立てられます。

(9月3日)  「猛暑地域、広範囲に ヒートアイランド現象が大陸化 東京20年で1.2度上昇」と報道されました(9/3毎日)。 「気象庁のまとめでは、今夏、全国15地点で7月の月平均気温の最高値を更新した」ようです。 そのうち9カ所での過去最高値は1994年で、翌年に多くの地域で史上最高のスギ花粉飛散がみられました。 今後の飛散予報に注意が必要と思われます。

(9月1日)  「花粉症“犯人”捜す」「東京都は31日、ディーゼル車の排ガスと花粉症との関係を明らかにするための調査委員会を設置することを決めた」と報道されました(毎日9/1)。 「ディーゼル車の排ガスはぜんそくなどの呼吸器疾患や肺ガンの原因とされ、花粉症の発症ににも関与していると疑われている」とのことです。  来年春に疫学調査などが行われると思いますが、指定された地域の住民の方々のご協力が望まれます。 他の地域でも報道され、都の計画が全国的に注目されていることがうかがわれます(9/1日刊スポーツ河北新報。、山陽新聞)。

(9月1日)  「暑かった夏!! 7月は東日本 8月は西日本」と「気象庁は31日、この夏(6月ー8月30日)の天候をまとめた」と報道されました(9/1毎日)。 東日本、西日本と暑かったようですが、「北日本では8月に低温傾向が続いた」ようです。 また「降水量は北日本で例年を上回った」のに比較し、「東日本から西日本の太平洋岸の降雨量は平年を下回った」とのことで、来年の花粉飛散の程度も地域によって異なることが推測されます。

(9月1日)  耳鼻咽喉科医のための集会「第39回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会」が9月9日(日)14:00-17:00に日本教育会館(千代田区一ツ橋2-6-2 Tel:03-3262-7661)で開かれます。 プログラムは、「室内塵中の花粉の量と種類とその季節変動」 森林総合研究所 河室公康先生、「鼻アレルギー治療の評価--誘発試験の重要性--」東邦大学大橋病院耳鼻咽喉科 大木幹文先生、「アレルギー疾患に対する現在と将来の展望」日本医科大学耳鼻咽喉科 大久保公裕先生、「ヒスタグロビンの最近の知見について」日本臓器製薬生物活性化学研究所 吉井春夫先生です。

(8月27日)  「スギ花粉精密予報 1時間後と2日先まで 一都6県に監視装置40台 環境省、2003年から」とトップニュースで報道されました(読売8/25夕)。 飛散花粉の自動計測値を情報伝達し、コンピュータ解析後に天気予報と共に花粉予報をするようです。 「関東での花粉予報が順調に行けば、近畿や中部地方など順次全国展開を目指す」とのことで、林野庁に続き環境庁でも国を挙げての花粉症対策が行われていくようです。 (8/25朝日)

(8月22日)  「サルにも花粉症:淡路島の野生ニホンザルに花粉症が増加 」と報道されました(毎日8/22Yahoo)。 サルに花粉症が起こっていることは以前より確認されていましたが、「発症率は89年の1.77%から99年の6.18%まで増加し、人間の発症率(約10%)に近づいた」ことは注目に値します。 今後発症増加の原因の究明が期待されます。
 「巨樹と涼風7 天狗の森の御神木 高尾山の飯盛スギ(八王子市)」で高尾山には有名なスギがあり、蛸スギ、江川スギ、飯森スギなどが紹介されています。

(8月21日)  林野庁が「花粉生産量の予測手法等に関する調査の実施について」プレスリリースしました。 それによると、「林野庁は、花粉症に対する森林・林業側からの対策として、平成13年度から5年間の予定で、『花粉生産量予測システム普及事業』と『スギ花粉生産森林情報調査整備事業』を実施する」とのことです。 国も花粉症対策に力を入れ始めるようで、今後の成果が期待されます。(読売8/22) 「いびき治療カギは重力? 宇宙飛行中は激減 米医学者が新説 地上では『起動の向き調整を』」と報道されました(8/21朝日夕)。 飛行中はいびきが0.7%に激減し、鼻づまりも55%減ったとのことです。

(7月21日)  「花粉専門家、NPOに結集」、「花粉症対策に取り組む発の非営利組織(NPO)『花粉情報協会』が20日発足する」と報道されました(7/20朝日)。 昨日、発足後の最初の理事会が名古屋で開かれ、今後の活動計画について協議されました。 ある理事によると、昨年末の組織作りが始まってから多くの方々に注目を浴び、花粉情報の質が向上しつつあり、また国の協力体制も得られつつあるとの事です。 今後更に多くの方々にNPO組織のご理解を得て、会員数を増加させたり啓蒙を深めて行き、花粉症対策に役立つ活動を続けていく予定です。 次回の理事会や総会は、秋の日本アレルギー学会総会の際に開く予定です。

(7月21日)  日本花粉学会会誌2001年6月号が発行され、花粉症に関する論文が掲載されています。
  佐橋紀男:2001年のスギ花粉前線。
  児塔栄子、他:2種類の重力補集器別による福岡市の14年間(1987-2000)の空中イネ科花粉捕集数の比較。
  金春杰、他:気象分析によるスギ雄花量の予測---梅雨明け時期の影響。
  Hikaru Takahara, et al.:The full-glacial refugium of Cryptomeria japonica in the Oki Isaland, Wester Japan.
 日本花粉学会第42回大会が平成13年11月2日(金)から11月4日(日)に大阪で開かれ、一般向けの普及講演会で、榎本雅夫氏による「花粉症の現状と増加の原因」が講演予定されます。

(6月23日)  特定非営利活動法人花粉情報協会(佐橋 紀男会長)が6月14日に内閣府NPO室から認可されました。 「この法人は、日本各地で花粉アレルギーの研究や花粉予報活動をしているボランティア組織の花粉予測技術の育成を行って、科学的で正確な花粉に関する情報の提供や管理に関する事業を行い、国民の健康的な生活と社会活動に寄与することを目的とする」となっています。

(6月1日)  「気温からシラカバ花粉予測 道立衛生研(北海道新聞)」で「最高気温が20℃以上の費が3日続くと大量の飛散を始めることが明らかになったようです(Yahoo! News)。 「汚染物質到来 化学天気予報でピタリ CO・硫酸塩の流れ3日先まで予測 九大グループなど開発」と報道されました(5/26読売夕)。 化学天気予報は、大気汚染物質などから住民の健康を守るため、開発が進められているようです。 東京都ではパソコン等で光化学スモッグの発令状況がわかるようになったようです。

(6月1日)  シーズン後のアンケートの締切が過ぎ、121件寄せられたご意見の集計を行い、結果の解析を予定します。 また毎週の症状のアンケートもすでに締め切っていますが、追加分を掲載いたします。

(5月23日)  慈恵医大の医学情報センター報「Announcement May 2001」で、「HP作成のための情報源」が掲載されています。 花粉症のHP作成に関するコツを初めて紹介しているので、ご参考になれば幸です。  医学雑誌「アレルギー科」第11巻第2号で「花粉症の病態と対策・治療」が特集されています。

(5月22日)  5月21日気象庁が3ヶ月長期気象予報をだし、「北日本除き猛暑か」と報道されており(5/22毎日)、来年に向けてのスギ・ヒノキの花粉飛散に影響が懸念されます。 第42回日本花粉学会が2001年11月2日から4日まで大阪市立自然史博物館で開かれ、大会案内と共に一般演題募集が始まりました(8/31締切)。 先週と、シーズン後のコメントを追加いたします。

(5月19日)  「スギ花粉、激減成功 幹に薬注入、雄花96%消滅 都、来夏にも実用化」と報道されました(朝日5/19)(読売5/19)(東京5/19)。 これは「ジャガイモの芽を押さえるのに一般的に使われるマレイン酸を木に予防注射する」ようです(5/19毎日)。 東京都からの報道5/18 (pdf file)によりますと、試験方法及び結果が示されていると共に、明日5/20に「スギ、ヒノキ花粉対策など森林・林業に関する研究成果発表会」が予定されています。 「12歳以下の花粉症激増 スギ4.5倍/イネ科6.8倍 鹿児島の医師調査 食事・住環境が影響」との調査報告が日本耳鼻咽喉科学会で報告されたようです(5/18日経)。

(5月17日) 毎週の症状アンケートは終了いたしましたが、先週の分が8通送られたのでご紹介いたします。 イネ科花粉症が始まっているのかも知れません。 本日から始まる、第102回日本耳鼻咽喉科学会総会のプログラムをみると「昆虫による鼻アレルギー」が3題報告され、今後の検討がのぞまれます。

(5月16日) 毎週の症状アンケートもシーズン通して、累計1445通いただき誠に有り難うございました。 また症状以外にも多くのコメントを寄せていただき私どもの参考となると共に、読者の患者さん方に連帯感を与えて花粉症対策にいくばくかはお役に立ったようです。 皆さんのご意見を生かし、来年のページ作りの参考にさせていただきたいと思います。

(5月16日) 5月1日5月8日集計のアンケートの結果をまとめました。 スギ・ヒノキ花粉の飛散が終了し、症状の出方も花粉飛散前に戻ったようです(#1 #2 #3 )。 ただしある程度の症状が続いている方もいらっしゃいますが、飛散前と同様に花粉以外の原因で症状が起こっていると思われる場合もあります。 シーズン後のまとめは5月末日まで受付いたしますので、よろしくご協力ください。

(5月9日) 症状のアンケートのご意見と、シーズン後のアンケートのご意見が追加されています。

(5月8日) 花粉症に関する情報も少なくなっており、患者さんの実態がわかりにくくなっていると共に、対処に困られている患者さんもいると思います。 先週は品川では、スギ・ヒノキ合わせて4.1個/cm2/週と飛散観測数がごくわずかになっています。 先週の症状アンケートの結果を見ると多くの方の症状が無くなってきていますが、まだまだ中等症以上の生活支障を訴えている方々もいるようです。 例年同様、これからカモガヤなどのイネ科花粉症や、咳の持続する方の問題が起こってくると思います。

(5月7日) 品川での観測で4月30日(月)はスギ0個/cm2/日ヒノキ0個/cm2/日、その他11.1個/cm2/日となり、4月全体でスギ211.6個/cm2/30日ヒノキ464.8個/cm2/30日、その他2272.3個/cm2/30日となりました。 5月1日(火)から3日(木)までではスギ0.3個/cm2/3日、ヒノキ0.6個/cm2/3日、その他43.8個/cm2/3日で、5月4日(金)から5日(土)までではスギ2.6個/cm2/2日、ヒノキ0.6個/cm2/2日、その他27.4個/cm2/2日でした。 今年の定期的な飛散花粉観測は今回で終了いたしますので、先週の症状アンケートも今回が最後となります。 ご協力ください

(5月2日夕) 午後6時の明日の花粉予報をみると、関東地方全体で全ての地域で「少ない」と予報されています。 スギ・ヒノキ花粉飛散は終了に近づいていますが、先週の症状アンケートの回答者が53名もいらっしゃいますので、今週も症状アンケートを募集したいと思います。 症状のない方も、行楽で症状の悪化したかたも、よろしくご協力ください。  

(5月2日) 先週の症状アンケート51名の中間報告でみると、多くの方に症状がほとんどなくなっているようですが、まだまださまざまな症状に苦しめられている方も少なくないようです。 この現象は花粉以外の要因で起こっている可能性があり、これは花粉飛散前の症状アンケート1/31でも確認できたことです。 ただし1月と違うことはカモガヤなどの花粉が飛散していること、気温湿度が上昇していることです。 ただし今年4月は「カラカラ...4月は記録的小雨」だったようです(5/2毎日)。

(5月1日) 品川での観測では4月27日(金)、28日(土)、29日(日)でスギ花粉は0.3個/cm2/日0個/cm2/日、0個/cm2/日、ヒノキは2.2個/cm2/日、0.3個/cm2/日、0個/cm2/日、その他の花粉は42.0個/cm2/日、22.5個/cm2/日、4.0個/cm2/日でした。 スギ花粉の飛散終了日は4月27日となりそうで、またヒノキ花粉ももうすぐ飛散終了予定です。 シーズン後のまとめのアンケートをよろしくお願いいたします。

(5月1日) 「広報東京都」5月号によれば、東京都林業試験場(Tel:042-597-6511)で「スギ、ヒノキ花粉対策など森林・林業に関する研究成果発表会」が5月20日13時に開かれるようです。 林野庁でも以前から「スギ花粉に対する対策」を示しています。

(4月27日) 4月26日(木)品川でのスギ花粉は0.3個/cm2/日、ヒノキ花粉は1.9個/cm2/日、その他の花粉は40.7個/cm2/日と観測されました。 本日の都心の予報は「少ない」で、多摩は「やや多い」です。  花粉飛散数の減少と共に症状が消えていくかどうかの調査のためにも、今週も毎週の症状アンケートにご協力くださ 

(4月27日) 一般臨床医向けの医学誌「鼻アレルギーフロンティア」が創刊され、「21世紀の花粉症治療について」の座談会が掲載されています。 慈恵医大耳鼻科に編集部の置かれている医学雑誌「耳鼻咽喉科展望」のHPが始まりました。

(4月26日) 品川で観測された4月24日(火)のスギ、ヒノキ、その他の花粉観測数は、1.1個/cm2/日4.0個/cm2/日、145.4個/cm2/日で、久しぶりに雨の降った25日(水)は0個/cm2/日1.5個/cm2/日、11.4個/cm2/日でした。 今年の4月は雨量が少なく、そのために空気が乾燥し鼻や喉の乾燥が続く場合もあるようです。 本日の都心の予報も「少ない」です。

(4月26日) 先週の症状アンケートの結果がまとまりました。 ご回答は74名の方々に感謝いたしますと共に、もう2回くらいはアンケートを募集予定ですので、ご協力をお願いいたします。 関東甲信越にお住まいの方の症状がどんどん軽減していますが、近畿地方の方にまだまだ重い症状に悩まされる方がおられるようですが、これはヒノキ花粉のためと思われます。 飛散花粉数が少数になっても重症や中等症の方は、花粉症対策に問題があるかも知れませんので、適切な診断と予防対策が望まれます。

(4月24日) 品川での4月22日(日)と23日(月)のスギ花粉、ヒノキ花粉、その他の花粉の観測結果はそれぞれ8.3個/cm2/日9.9個/cm2/日、88.3個/cm2/日と、2.2個/cm2/日12.3個/cm2/日、68.5個/cm2/日でした。 本日の都心での予報は「やや多い」です。 先週の症状アンケートのコメントを中間報告しますが、花粉飛散数の減少と共に軽症化する方と共に、まだまだ重症の方もいらっしゃいます。

(4月24日) 昨日気象庁から3ヶ月予報が出され、来年の花粉飛散量に影響する7月の予報が注目されます。 それによると関東甲信越では「平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。気温は高いでしょう。降水量は平年並でしょう。」とのことで、来年の花粉飛散も平年並みでしょうか。

(4月23日) 品川での4月19日(木)、20日(金)、21日(土)のスギ、ヒノキ、その他の花粉の観測数はそれぞれ0.3個/cm2/日1.2個/cm2/日、47.2個/cm2/日と、4.0個/cm2/日7.7個/cm2/日、169.1個/cm2/日と、1.2個/cm2/日9.8個/cm2/日、33.6個/cm2/日でした。 まだまだスギ・ヒノキ花粉の飛散は少量ながら続いています。 4月21日までの品川での今年の累積観測数はスギ4287.4個/cm2/シーズン、ヒノキ546.5個/cm2/シーズン、となり昨年同様の大量飛散年となりました。 本日の都心での予報も「やや多い」です。


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