東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室 アレルギー研究班の花粉症のページ(正式名)  

睡眠時無呼吸症候群(睡眠障害)と花粉症QOLのアンケートお願い
発症後版 Revised on March 12, 2008

 2008年のスギ花粉飛散は平年より1週間ほど遅れて飛散していますが、3月9日には117個/cm2/日と3桁の飛散数を観測しています。さらに気温の上昇から第1の飛散ピークが始まっており、重症化が起こりやすくなっています。特に目鼻が重症化することで、睡眠への悪い影響も起こっている患者さんも多いと思われます。

 睡眠障害と花粉症QOLのアンケート調査をまた募集いたします。本格飛散前にお答えになった方も、そうでない方も是非ともアンケートにご協力をお願いいたします。

睡眠障害アンケート(飛散最盛期) 

 回答者の中から抽選で100名の方々に、花粉症や睡眠障害の単行本をお贈りいたします。当選された方のメールアドレスに、ご希望の本と送り先をご連絡いただけるように予定しています。



前回アンケートの添付コメント

 
   Revised on Februry 9, 2008


1.花粉症も無呼吸も患者さんが増加しています。

 花粉症の患者さんは東京都の報告では推定有病率が28.2%と報告されています。また閉塞型睡眠時無呼吸症候群の推定有病率は男性3.3%、女性0.5%との報告もあります。したがって、花粉症と睡眠時無呼吸(または睡眠障害)が合併する患者さんも多く存在すると考えられます。どちらも働き盛りの年代で起こりやすく、QOLや労働生産性の低下が起こるという問題があり、医療経済的な損失が起こります。

2.花粉症と無呼吸は合併します。

 実際に本HPでの花粉症患者さんQOL調査では、鼻閉を訴える患者さんが睡眠障害を強く感じています。また睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、花粉症の時期にNCPAP(鼻マスク式持続陽圧呼吸)の使用頻度が減少したり、加圧が自動的に増加しています。

3.花粉症と無呼吸の実態や予防法は不明です。

 残念ながら花粉症と無呼吸症候群の関連性は、まだあまり良くわかってはいません。またどのような花粉症の薬剤が、良い睡眠を導くのかもよくわかっていません。

4.アンケートのお願い

 今回睡眠障害と花粉症QOLのアンケートを募集いたします。できれば花粉飛散期の初期、最盛期、終了期の3回程度お答えいただけると幸いです。これまでの花粉症QOLアンケートと2度手間になりますが、ご了承ください。回答の結果はまとめて解析を行い、学会報告、論文報告をする予定です.個人のプライバシーは強く保護することを約束いたします。

5.お礼

 回答者の中から抽選で100名の方々に、花粉症や睡眠障害の単行本をお贈りいたします。当選された方のメールアドレスに、ご希望の本と送り先をご連絡いただけるように予定しています。

睡眠障害アンケート(飛散開始初期)

睡眠障害アンケート(飛散最盛期)