2001年の新着情報(バックナンバー)


(2月28日) 品川の2月27日(火)のスギ花粉飛散数は41.1個/cm2/日と「多い」飛散数でした。 花粉モニターで見ると、一日中少しずつ飛散したようです。 本日の都心の予報も「やや多い」で、注意が必要です。 今朝8.30amにニッポン放送で「注射一本で花粉症が治るは本当ですか」が放送されます。  「花粉症つらい春になりそうです」がトップニュースで(2/28朝日小学生)、「喘息遺伝子? 治療用新薬開発へ」が報道されました(2/27読売夕)。 

(2月28日) 先週の症状アンケート回答者119名のまとめをしたところ、先週に症状の悪化が始まったようです。 また症状がでる前に医療機関を訪れる方は、そうでない方より鼻の症状は軽く済んでいることがわかりました。 今後1−2週間で両者に差が広がることが推測されます。

(2月27日) 品川での空中花粉飛散観測のグラフを作成しましたが、週一回くらいの更新を予定しています。 アンケートも今週108名の回答いただき、本日までのアンケートのコメントをまとめてみました。 花粉飛散初期の割には症状が強い方もいらっしゃいますが、花粉だけが原因とは言えなそうです。

(2月27日) 品川の2月26日(月)のスギ花粉飛散数は6.4個/cm2/日と「少ない」飛散数でした。 本日の都心の予報も「少ない」です。 アンケートでは先週各地で飛散開始したこともあり、症状の強い方が多く見受けられます。 まだ都内では予測数の4%位しか飛散していませんので、花粉以外の影響も考えられます。 ただし今のうちに十分な対策が必要であり、本格飛散がすぐにも迫っています。

(2月26日) 品川の2月24日(金)のスギ花粉飛散数は3.1個/cm2/日、25日(日)は9.9個/cm2/日と「少ない」数でした。 本日も都心での最高気温はあまり上がらず、スギ花粉飛散も「少ない」となっています。
(4.30pmアンケートの中間報告です。new

(2月26日) 朝日新聞くらしの欄(2/26)で「『花粉症』に反響続々」とあり、「なぜスギの苗寄付募集」、「子供の事が心配」、「『国策』の責任とって」、「花粉症は『公害』だ」、「PL法抵触では?」などと読者の意見が様々紹介され,行政的な対応も望まれています。 SAITA3/8号で「花粉症完全撃退マニュアル」が特集されています(4ぺーじ)。

(2月24日) 2月23日(木)も気温が上がり、品川でのスギ花粉は45.7個/cm2/日と「多い」飛散が観測されました。 聖路加の花粉モニターでみると、一日中だらだらと切れ目なく飛散している状況でした。 本日は朝から雨が降り予報も「少ない」ですが、雨上がりの気温の上昇と共に、多量の飛散が予測されますので、ご注意ください。 今週は花粉飛散開始しましたので、症状の出始めた方も多いと思います。 特に症状の始まりの実態を知るためにもアンケート調査にご協力ください。

(2月24日) 花粉症に克つ4「スギの飴 なめて慣れる」(2/23日経夕)、「ゆううつな春」(2/23朝日夕),「レーザー光線花粉症を撃退」(2/23毎日夕)と花粉症の記事が目に付きます。

(2月23日) 暖かいポカポカとした天気が続き、いかにも花粉が多く飛散しそうな様子だった2月22日(水)の品川でのスギ花粉は26.9個/cm2/日と今年最高の「やや多い」飛散数でした。 今日の都心での飛散予報も「やや多い」ですので、続けて注意してください。 

(2月23日) 慈恵医大耳鼻科の花粉症のページi モード版の花粉情報提供もきちんと働いているようです。 またこれはEZ-webでも見ることができたとの情報もありますが、J-Phonはまだ確認できていません。 i モード登録サイトへ連絡もした方が良いのかも知れませんが、方法が判りませんのでしばらくこのままで様子をみます。 

(2月23日) 花粉症に克つ2「精度向上へ腕磨く予報士」(2/21日経夕)、花粉症に克つ3「レーザー照射 炎症カット」(2/22日経夕)と花粉症に対する対策の向上がみられます。 「花粉発生しないスギ42品種開発 首都圏中心に今春から配布 朗報?でも効果は20年先」と林野庁が発表しました(2/23毎日)。

(2月22日) 2月21日(水)の品川でのスギ花粉は、いきなり25.0個/cm2/日と本格飛散期に突入しました。 昨年20個/cm2/日を越えたのは2月28日でしたので、今年は飛散開始日は遅れましたが(2月20日)本格飛散が早いという結果です。 聖路加の花粉モニターで見ると、昨日午後3時から深夜までの飛散数の増加が認められました。 本日の都心での予報も「やや多い」(10個以上30個未満)で、要注意です。 本日からi モード情報提供も試験運転中です。 

(2月21日) 2月20日(火)の品川でのスギ花粉はいきなり4.9個/cm2/日でした。 これからは毎日飛散が起こってもおかしくない状況ですので、ご注意ください。 慈恵医大耳鼻科の2001年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測 を立て、今年のスギ花粉飛散を2200個/cm2/シーズン、ヒノキ花粉飛散を300個/cm2/シーズン、合計で2500個/cm2/シーズンと予測しました。

(2月21日) 「花粉に克つ 1 スギ新種、飛散量少なく」と花粉症克服のシリーズが始まりました(2/20日経夕)。 千葉県林業試験場が全国で初めて、花粉量が従来品種の1/100程度と言うスギを実用化させて3年たったようです。 2000年度「毎日・地方自治体対症」で山形・金山町の「町並み(景観)づくり百年運動」が最優秀賞に輝きました(2/21毎日)。 これは「スギと白壁と水路と」をテーマにしたもので、伝統の特産品であるスギを有効利用したものです。 スギ山を変えて行くには、スギ材の積極的な利用が必要と思われ、注目されます。

(2月20日) 本日の花粉飛散予報では「やや多い」予報が関東地方の一部で出されています。 風向き次第では都内の飛散開始もすぐにも始まりそうです。 本日、先週の症状アンケートを締め切りましたので、グラフ付きの結果報告をいたします。 次回のアンケートは2月27日午後4時に締め切ります。 新しく2001年のスギ・ヒノキ花粉飛散予測をまとめました。

(2月20日) 2月19日(月)は気温が上がり東京の最高気温は15.3℃にも達しましたが、品川でのスギ花粉飛散は0個/cm2/日でした。 「スギ・ヒノキ...花粉症の季節到来!! 地域の情報ネットで---早めの防護策」と花粉症に関するインターネット情報の充実が報道されました(2/19東京)。 Yahoo、慈恵医大、静岡県花粉症調査委員会、などが取材されています。 「花粉症 これが特効治療法 今年の飛散量予測は例年の2倍」が報道されました(3/2週刊朝日)(2ぺーじ)。

(2月19日) アンケートのコメントの中間報告をいたします。 明朝、日本テレビ「ズームイン朝」でも花粉症の特集が放送予定です。 同じ時間に放送される「TBSエクスプレス」の花粉症の放映は7.40amころの予定です。

(2月19日) 土日のTVの天気予報番組で、スギ花粉飛散開始に注意してくださいと報道されました。 このように飛散開始日に関した注意情報は昨年までには見られなかったものです。 注目された飛散状況ですが、天気は良かったものの品川でのスギ花粉飛散は2月17日(土)、18日(日)のいずれも、0.3個/cm2/日確認されただけでした。 ただし東京でも今週中には飛散開始となると思われます。

(2月19日) 「ディーゼル排ガスは花粉症の『共犯』? 環境省は灰色 研究で説も」と特集されました(2/19朝日)。 「動物実験で関連至適 ほかにも『容疑者』」「状況証拠 否定結果 『主犯の』の減少効果はまだ先」のようです。 「花粉でぜんそくなど悪化」と報道され(2/18毎日)、スギ花粉飛散期には、眼鼻症状だけでなく、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の悪化もおこるようです。

(2月17日) 2月16日(金)の品川のスギ花粉飛散は0個/cm2/日でした。 浜松(2/14)、川崎でスギ花粉飛散開始があったようで、都内ももうすぐと思われます。 早朝の「TBSエクスプレス」で2月20日頃に花粉症が取り上げられる予定です。 「今年も花粉が手強いらしい さて、どうする」が全面広告で特集されました(2/16読売夕)。 毎週のことですが、2月12日(月)から2月18日(日)の症状のアンケートにご協力ください(2/18(日)夜から2/20(火)午後4時まで)。

(2月16日) 2月15日(木)の品川のスギ花粉飛散は0.6個/cm2/日であり、週明けの気温上昇と共に飛散が開始しそうな状態です。 静岡県清水市では既に2月10日にスギ花粉の飛散が開始したようです。 三重県の花粉情報が素晴らしいものになり、携帯電話でも受け取れるようになりました。

(2月16日) 「花粉症 今からでも対策を 予報は『全国的に大規模』のみ薬や点眼・点鼻薬で 呼吸楽なドームマスクに人気 工夫して自衛,『クリーンルーム』も」(2/16朝日)、「花粉症をうまくなだめるためには」(2/15朝日夕)、「わたしにも言わせて Q洗濯物などの花粉症対策」(2/15朝日夕)などと花粉症対策に駆け込んでいるようです。 「あすからアレルギー週間 ぜんそく 花粉症 食物.. 軽減へ上手に生活を 専門医シンポ」と日本アレルギー協会、アレルギー情報センターの共済でシンポジウムが開かれました(2/16毎日)。

(2月15日) 2月14日(水)の品川のスギ花粉飛散は0個/cm2/日であり、昨日の東京での最高気温も5.1℃と飛散開始までもう少しかかりそうです。  少年写真新聞社から連絡が入り、2月5日に紹介した「花粉症」のクリックが本ページから300件を越したとのことです。 現在アクセスカウンターの調子が悪いのですが、1000件/日くらいのかたに見ていただいているようです。

(2月15日) テレビ番組などではわかり易く説明するために「予防薬」の早めの使用が良いと表現してきました(TI)。 何人かの患者さんから、尋ねた医療機関では「予防薬」などないと説明を受けたと、問い合わせを受けました。 予防的に使う薬は、「抗アレルギー薬の内服(点鼻・点眼)」と「ステロイド点鼻薬」などが主なものです。 他にも「ステロイド筋注」も予防的とも言え、これと間違われたのかも知れません。 花粉症に対し予防的に抗アレルギー薬を飛散開始前2週間位から使い始めるのは、「鼻アレルギーガイドライン----通年性鼻炎と花粉症-----改訂第3版」でも、「アレルギー性結膜疾患の診断と治療のガイドライン」でも記載されています。 ただし患者さんの重症度に応じて、適切な服用開始時期が異なってくるのは考えられます。 予防的治療に関して医療機関での対応で問題があれば、情報を教えて下さい

(2月15日) 「花粉症何でも掲示板」で知ったのですが、ニフティサービスの「花粉症フォーラム」が今年も始まりました。花粉症グッズのリンク集が力作です。 「Yahooの花粉症2001」も始まり、全国の花粉飛散予報が掲載されていますが、花粉飛散数の「多い、少ない」の評価が全国的な研究者が標準化したものと異なっています。 他にもこのような例があるのですが、患者さんの対策に混乱を招きかねないと思われ、標準化の採用が奨められます。 標準化については「空中花粉測定および花粉情報の標準化に関する報告」が、日本アレルギー協会の平成5年度調査プロジェクトとして、まとめられています(アレルギア23号、1994)。

(2月14日)5.30pm 今週のアンケートを締め切ると共に、寄せられたコメントをご紹介いたします。

(2月14日) 2月13日(火)の品川のスギ花粉飛散は0.3個/cm2/日と極少数でした。 花粉症の特集が組まれ、「妊婦なら花粉症とこう闘え」マタニティ3月号(8ページ)、「花粉症撃退2001年最新治療とグッズ」週刊ポスト2/23(4ページ)とあり、各地の花粉情報も見られます、山口県愛知県福井県長野県です。 本日までの症状アンケートご協力お願いいたします。

(2月13日) アンケートの送信ボタンが消えていて、送信できない状態でした。 そのためにアンケートの回答数が少ないので、明日14日(水)午後4時まで募集して、集計いたします。 調査を継続するために、よろしくアンケートご協力ください。

(2月13日) 品川でのスギ花粉飛散は2月11日(日)0個/cm2/日、12日(月)0.3個/cm2日とまだ飛散開始には至りません。 東京での最高気温の累積は昨日までに380℃を越えたので、あと一週間くらいで飛散開始となりそうです。

(2月11日) 2月9日(金)、10日(土)とも品川でスギ花粉は観測されませんでしたが、毎日の最高気温の累積はは着実に増加しています。 「花粉前線接近中 対策グッズ”花盛り” 専門医『特効薬ありません』 睡眠、節酒 .... 大切なのは『心がけ』」という記事が掲載されました(2/11産経)。 日本気象協会のページが今年から作成され、全国的な各地の今年の傾向が掲載されています。 アレルギー性鼻炎と喘息の国際シンポジウムが昨日から開かれ、新しい治療方針などの事柄が討議されました(2/10 Japan Times)。

(2月9日) 良く晴れた2月8日(木)は品川でスギ花粉が0.3個/cm2/日と久しぶりに観測されました。 今晩19:00フジテレビ「まかせて!! エキスパ」で花粉症が特集され、2月13日テレビ東京「わっ!!つNew」でも花粉症が取り上げられます。 専門家向きの「メディカルトリビューン1月5日号」で花粉症対策の座談会2つが紹介されています。 2/6 のアンケート結果にグラフを加えました。

(2月9日) 最近メールでの質問も多いのですが、「診断アスリート 花粉症の季節 選手支える新薬」でステロイド剤が「たった一回お尻に注射するだけで、一年間、ほぼ完璧に症状を抑えてくれます」と記載されています(2/9毎日)。 また「妊婦や授乳中のかた、ドーピング違反には避ける」とも書かれています。 過去の新着情報で繰り返し触れたように、花粉症の専門家によるガイドラインでも、「デポステロイドの筋注を花粉症に行う医師がいるが、全身的副作用に注意し、投与前後の検査を怠ってはならない。時に副作用が起こるので、この方法は望ましくない」と記載されています。 昨日の読売新聞朝刊でも「花粉症特効注射は危険 ステロイド副作用 学会が警告 むくみや皮膚障害も」とこの問題が日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会で報告される予定のようです。

(2月8日) 2月6日(火)、7日(水)とも品川でのスギ・ヒノキ花粉飛散は認められていません。ただし、その他の花粉が2月3日頃から毎日1−2個/cm2/日飛散し、これはオオバヤシャブシやシラカンバ花粉のようです。 この花粉が飛散開始すると、1−2週間でそろそろスギ花粉も飛散が始まります。 

(2月8日) 「スギ花粉飛散量平年上回るかも!? 早めの予防と対策」と特集が組まれ(2/7毎日夕)、「夏厚いと翌週は多く、副作用押さえて処方薬、市場規模は1000億円?」などの記事が掲載されています。 「花粉の飛散量予測 日射量や着花から計算 地域ごとに適した方法」と飛散予測に関する特集も掲載されています(2/5朝日夕)。 その方法は「気象条件で 雄花の数で 前々年の値」が使われ、「林野庁 雄花の少ないスギ増やす」取り組みも紹介されています。 「明日の天気予報 欧米は 季節予報 冬の寒暖当てる米国」と季節予報が脚光を浴びるようになっているようです(2/2朝日夕)。 これは気象がさまざまな経済活動に与える影響が高いことに由来し、予報の当たりはずれを保健会社が保証するもので、米国では年間50億ドルの市場に成長したとのことです。 スギ花粉の飛散予測も薬や花粉グッズの売り上げに大きく影響すると思われます。 

(2月7日) 2月5日(月)の品川でのスギ、ヒノキ花粉は認められませんでした。 気温の上昇が見られず、花粉飛散開始が遅れるようですので、今からでも初期療法は間に合うと思われます。 2/6の症状アンケートの結果報告をいたします。 本日テレビ東京「レディス4」16:00,TBSテレビ「ニュースの森」17:54で、文化放送7:30で花粉症が特集され、以前紹介したNHKの3番組と共に花粉症報道特集日となります。


平成13年のスギ・ヒノキ花粉予測の第6報です。
(2月5日) 2月4日第38回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会が開かれ、今年の花粉予測が報告されました。 演者の方々のご好意でその内容をご紹介させていただきます。 次回は9月9日に開かれる予定で、ダニの駆除、鼻閉の対処、減感作療法の過去と将来、の3題を予定しています。

片桐仁一先生:陣馬和田峠と奥高尾の昨年11月の現地観測で、昨年並みの花芽の付き方が観測されました。 スギ花粉の東京での飛散予測は2200個ー2600個/cm2/シーズンで、平年の1.1倍から1.3倍の予測です。

佐橋紀男先生:昨年夏の最高気温と日射量が多かったので、南関東のスギ・ヒノキ花粉飛散数は単純に計算すると3000個/cm2/シーズンだが、補正をかけて2300個/cm2/シーズンと予測されます。 補正をかける理由としては、2年連続で花粉を作る勢いが少ないことと、雄花(花芽)のサイズが小さいことによります。 船橋では元日からスギ花粉の飛散が少量見られます(初観測日1/1)が、ほとんどは1個/cm2/日以下であり花粉飛散開始にはいたっていません。

村山貢司先生:花粉飛散数と関連の高い昨年の日照時間は、東北の一部と北海道を除いては全国的に平年を上回っていました。 また神奈川県の花芽調査では、昨年比で72%と平年を越える高い付き方でした。 スギ・ヒノキの花粉飛散は東京では3000個ー3800個/cm2/シーズンが予測されます。 東京でのスギ花粉飛散開始日は最近修正され、2月16日から2月21日の間となり、北関東では2月下旬のもようです。 昨年同様に飛散開始直後は飛散数が少ないものの、気温の上昇と共に多くの花粉飛散が続きそうです。 静岡ではすでにスギ花粉飛散が開始した地域もあるようです。 ヒノキ花粉の飛散開始は3月20日頃で飛散終了は5月連休明けとなるものと思われます。 

(2月5日) 花粉症関連の情報が増えてきており、「花粉症」 齊籐洋三氏、佐橋紀男氏著(少年写真新聞社1995円)、「花粉症診療の質を高める 内科医への20の診療ナビゲーション」榎本雅夫氏、福井次矢氏、藤村聡氏、編集(医学書院、3700円)が出版されました。 雑誌でも「おはよう奥さん3月号」、「週刊ポスト2/16号」、「横浜ウオーカー2/20号」でも花粉症の記事が掲載され、NHKテレビの「生活ホットモーニング」、「首都圏いきいきワイド」で2月7日(水)に花粉症のコーナーがあります。

(2月5日) 2月1日(木)から2月4日(日)までの品川でのスギ、ヒノキ花粉は認められませんでした。 今週も皆様の先週起こった症状のアンケートを募集いたします。 2月6日(火)午後4時に締切り、データの解析結果を早めにご報告したいと思います。  昨日、関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会が開かれ、片桐氏、佐橋氏、村山氏による今年の飛散予測が報告されました。 追って情報をお知らせいたします。

(2月2日) 1月31日(木)の品川でのスギ、ヒノキ花粉飛散は認められませんでした。 東京都衛生局の今年の飛散予測をグラフ化 (124kb)いたしましたので、都内各地の比較をしてみてください。 


平成13年のスギ・ヒノキ花粉予測の第5報です。
(2月2日) 「スギ花粉量平年より多め 関東、今月中旬から」と報道されました(日経夕2/1)。 「日本気象協会は1日までに、今年春の関東地方のスギ花粉飛散量が平年より2−5割多めになると予測を発表した。 飛散が始まるのは関東南部で2月中旬、北部で2月下旬と予想している」とのことです。 昨年暮れには暖冬の予測がされていましたが、雪の影響で寒い日が続き、スギ花粉の飛散開始も平年並みになりそうです。
(2月2日) 臨床検査センターのSRLが、一般の方のためにスギ花粉の特異IgE抗体の検査を始めました。 これは一般のかたが血液を検査センターに送り、スギ花粉と反応するIgE抗体を持っているかどうかを見るもののようです(ポスタルチェック、2500円)。 ある程度目安が立つかも知れませんが、スギ花粉飛散前からさまざまな原因で鼻症状が起こるように、スギ花粉以外の悪化要因の検討も必要と思われます。

(2月1日) 1月30日(火)、31日(水)の品川でのスギ、ヒノキ花粉飛散は認められませんでした。 2月に入って新聞朝刊で本日のスギ花粉予報が始まりました。 新聞で確認できるのは日本気象協会の予報で、本日の都心と多摩の予報は「少ない」です。 他にも独自に予報を出している所もあり、同じ地域で異なった予報が出るなど、今後の調整が必要と思われます。

(2月1日) 他にも花粉情報提供がいくつかのページで始まるものと思われます。 キッセイのスギ花粉情報バイエル花粉2001、She's net(2/7まで限定)などなど他にもありそうです。 「クリックは最大の防御なり 花粉対策、知識もマスクも」と花粉症対策にインターネットが有用と特集されました(1/31読売夕)。 2月4日(日)10.00-11.25 NHK衛星第2放送、サンデーホットラインで「花粉症の予防と治療」(竹中教授)が特集され、NHK教育放送、今日の健康「まだ間にある花粉症対策」(竹中教授、馬場教授)が2月5日(月)から2月8日(木)まで19.10-19.25放送予定です。 「文部科学省が所管する理化学研究所は、花粉症やアトピー性皮膚炎を予防するワクチンや薬の開発をめざして研究に取り組むことになりました」(1/31NHK)。

(1月30日) 先日ご紹介した2月17日(土)の第7回アレルギー週間講演会「アレルギー克服に向けて 花粉アレルギーを考える 花粉症を含むアレルギー疾患について」が電話でも申し込めるようになりました。 基調講演は「花粉症疾患のメカニズム 症状、疫学、治療法を探る」を慈恵医大の遠藤朝彦講師が、「花粉症アレルギーの推移と花粉飛散」を東邦大学の佐橋紀男教授が行います。 550名まで無料招待です。

(1月30日) 1月30日で回収した先週の症状のアンケートをまとめました。 回答いただいた20名の方のご協力有り難うございました(1/30朝はメールが消えてしまったので、3名くらい抜けてしまったかも知れません)。 抗アレルギー薬の初期療法を受け予防される方が35%で、現在軽症の鼻水を訴える方は8割もいらっしゃいます。 花粉飛散開始前に、体調を整えておくことに注意してください。(1/31に28名に増加し、修正しました)

(1月30日) 品川での1月27日(土)、28日(日)、29日(月)のスギ・ヒノキ花粉の飛散0個/cm2/日と認められませんでした。 アンケートは20件いただき有り難うございました。文字化けしたのは1件だけで、火曜日午後2時に締切で、その後解析してご報告いたします。 本日テレビ朝日4.55pmよりJチャンネルで花粉症の特集があるようです。

(1月27日) アンケート調査のお願い:皆様の症状の出方、お困り具合の程度、受けている治療が効果的かどうか、などを判断するアンケート調査を毎週行いたいと思って、新らしい企画を立てました。 医療機関で行っているアレルギー日記の簡易版ですが、花粉が飛散していない時期から、終了する時期まで継続的に行うと多くの方にお役に立てると思います。 毎週月曜朝から、火曜午後4時までお受けしますので、お答えください。 よろしくお願いいたします。


(1月27日) 品川での1月26日(金)のスギ・ヒノキ花粉の飛散は認められませんでした。 本日も雪が積もるほど振っているので、スギ花粉飛散開始は平年並みになると思われます。 抗アレルギー薬内服開始の初期療法は、今週末位からは開始することが良いでしょう。 また鼻が乾燥していたり、風邪をひいている際には、早めに治しておくことが勧められます。

(1月27日) 「ディーゼル排ガス 親が大量に吸うと 子はアレルギー体質に? 都立衛生研ラット実験」(1/27読売)。 「都のディーゼル車規制 神奈川、埼玉も追随 2003年一斉に 千葉にも同調求める」とトップニュースで報道されました(1/27読売)。 これで「罰則付きの厳しいディーゼル車規制条例を成立させた東京都と、これに隣接する神奈川、埼玉両県は26日、足並みをそれえてディーゼル車を規制する方針を決めた」とのことです。  県境に影響されず拡散する大気汚染については、周辺の地域の協力が必要と思われます。 これはスギ花粉についても当然当てはまりますので、都内の飛散花粉の対策も、その発生源の協力が望まれます。

(1月27日) 医療従事者向けの医学雑誌「アレルギー・免役2月号」で「春における気道アレルギー対策 ---スギ花粉症に向けて」(遠藤朝彦編集)が刊行されました。 日本耳鼻咽喉科免役アレルギー学会が2月22日から24日まで大阪で開かれます。 この学会のHPも新しく開設され、耳鼻科の免疫・アレルギーに対する取り組みが掴めます。

(1月27日) 「日本花粉学会会誌2000年12月号」が刊行され、スギ花粉症に関する論文が多く掲載されました。
高橋裕一氏、他。気象衛星NOAAの画像からの雪形を用いたスギ花粉飛散ステージの予測。
難波弘行氏、他。スギ・ヒノキ科花粉数と前年7月の降水量の関係。
金 春杰氏、他。スギ花粉の飛散予測における雄花分化時期の検討。
後藤 操氏、他。神戸市における空中スギ花粉飛散数と風邪向きの関連性の解析。
前島一仁氏、他。マウスのスギ花粉特異IgE応対産生を誘導する花粉の吸入暴露条件の検討。

第42回日本花粉学会は2001年11月2日から4日まで、
大阪市立自然史博物館で開催されます。 

(1月27日) 「イネのゲノム解読 穀物は世界初 データ公開など摩擦か 米バイオ企業」と報道されました(1/27毎日、読売)。 これは日本人の主食である米の収量を上げたり、病害虫に強い品種の改良などに役立つものと考えられます。 同時にイネ科花粉症を起こす花粉の解析にも役立つものと思われ、今後の研究の発展が期待されます。

(1月26日) 品川でのスギ・ヒノキ花粉の飛散は1月22日(月)から1月25日まで認められませんでした。 今年の品川での累積飛散数はスギ1.5個/cm2/25日間、ヒノキ0個/cm2/25日間、その他1.2個/cm2/25日間となります。 イチローも難敵スギ花粉症から離れて、アリゾナでキャンプ生活を送っているようです。 また「大雪でスギ1000本以上倒れる小矢部」とスギの木は被害にあっているようです(北日本新聞)。

(1月25日) 「花粉症にディーゼル車排ガス影響? 都が因果関係を調査」と報道されました(1/25朝日)。 東京都はディーゼル車の排ガスが花粉症に与える影響を調べる方針を決めたようです。 患者と排ガスの関係や、都臨床医学総合研究所でマウスの実験を行い、2年間で結論を出すようです。 東京都の国に先駆けてのディーゼル対策(ディーゼルNO作戦)に注目されます。

(1月25日) 「21世紀末1.4ー5.8℃上昇 地球温暖化 予測を上方修正 IPCC第3次報告」と、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で報告されました(1/22毎日夕)。 これだけ気温が上昇すると北海道の本州化が起こり、北海道にもスギ花粉症が起こるかも知れません。 逆に九州では沖縄化が起こり、そこではスギ花粉症が起こらなくなることもあり得ます。 実際には地球の温暖化はスギ花粉症だけの問題ではなく、もっと深刻な問題と思われます(温暖化と花粉症)。

(1月23日) 品川での1月8日(月)から1月14日(日)は1.2個/cm2/週のスギ花粉が認められましたが、1月16日(月)から1月21日(日)にはスギ、ヒノキ、その他のいずれの花粉も観測されませんでした。 寒い日が続きスギ花粉の飛散開始も予測よりやや遅れ、平年並みとなるかもしれません。 積算気温も1月21日までで201℃に達しました。東京都でも花粉観測情報の提供を始め、各地の予測値も掲載されています。

(1月23日) 「<花粉予報>新システム導入へ センサーや衛星情報を利用 センサーや衛星情報と利用」と報道されました(毎日1/19)(CNN1/20)。 NTTと日本気象協会は今春から首都圏で新しい花粉予報システムを導入する計画で、インターネット、iモードなどで一般公開する予定と発表したようです。

(1月23日) 花粉予測情報が各地で発表され、東京では平年の2.2倍(MedWave)、京都では2.5ー3倍(京都新聞)、千葉でも多いようです(千葉県の予測)

(1月23日) TBS「はなまるマーケット」で1月29日(月)に花粉症が特集される予定です。 医療従事者向けの花粉情報「nasal-allergy.net」が始まりました。 2月4日(日)14.00-17.00に第38回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会(遠藤朝彦代表)が日本教育会館で開かれます。 「スギ花粉症の医療経済」、「平成13年春のスギ花粉飛散予測」、「アレルギー性結膜炎について」の講演があります。 

(1月17日) 「花粉症:大気中の花粉量計測技術開発、『予防策』に効果期待 」との記事が掲載されました(毎日1/16)Yahoo記事紹介。 これは飛散花粉の自動計測器のひとつで、花粉が紫外光を受けると自ら蛍光を発する「自家蛍光」という特徴を利用しているようです。 自動計測器も大和製作所、NTT、興和株式会社と3種類が開発され、今は比較検討の時期といえるようです。 花粉症対策本部という新しい企画のページが始まりました。 東京都の花粉症対策委員会の正式な飛散予測は、今週末位に新聞やTVで報道される予定です。 


平成13年のスギ・ヒノキ花粉予測の第4報です。
(1月10日) 日経メディカル1月号同封別冊で「2001年花粉症を予測する」が特集されています(8ページ)。 日本気象協会の村山氏は「全国的に大量飛散の可能性 西日本は昨シーズンの3−10倍に」と予測し、「飛散開始時期は暖冬の影響でやや早めになる」とのことです。 また「昨年より花粉飛散が少ない東日本でも、多くの患者が抗体価の下がりきっていない状態で今シーズンに突入するので、去年以上に症状が悪化する可能性もある」と指摘しています。 最近は「花粉シーズンが長期化し5月の連休を過ぎても、まだ続いていることが珍しくない」と述べています。 これは、標高の高い所に植えられた杉が成長し花粉をとばし始めたこと、およびスギより10-15年遅れて植えられたヒノキが、成木となり花粉を飛散させるようになった、という二つの要因を挙げています。
(1月9日) 第7回アレルギー講演会「アレルギー克服に向けて 花粉アレルギーを考える 花粉症を含むアレルギー疾患について」が2月17日(土)ヤクルトホール、午後1時から午後4時まで開かれます。 基調講演は「花粉症疾患のメカニズム 症状、疫学、治療法を探る」を慈恵医大の遠藤朝彦講師が、「花粉症アレルギーの推移と花粉飛散」東邦大学の佐橋紀男教授が行い、その後に他科の講師を入れてパネルディスカッションが開かれます。 550名を無料で招待しますので早めに、日本アレルギー協会のページから電子メールで申し込んでください。

(1月9日) 品川での花粉観測を元旦より始めました。 元旦より1月7日までの7日間で、スギ花粉0.3個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、その他の花粉0.6個/cm2/週でした。 品川でのスギ花粉の初観測日(元旦から観測開始して0.1個/cm2/日以上の観測が見られた日)は今年既にあった考えて良いようです。 日経ヘルス2月号で「花粉症撃退術」(7ページ)が特集され、今年も花粉症に注意するように、と夕方のニュースでも特集されました。

(1月9日) 花粉症情報(花粉情報 + 医療情報)の役に立ち方を示すような一読者からのメールを、許可の基にご紹介したいと思います。 素晴らしい解析した内容がまとまっており、情報発信する意味を改めて再確認できました。 基本的には花粉症対策は、継続の難しいセルフケア(花粉回避などの規則正しい生活)とメディカルケア(適宜な薬剤使用)を、いかに患者さん自身で行っていただけるかということであり、そのためにさまざまな花粉症情報が役に立つと思います。

(1月5日) 冬眠しているスギ花粉が気温の上昇と共に目を覚まし、花粉飛散が開始します。 スギ花粉の飛散開始日は元旦からの毎日の最高気温の累積が400-450℃になる頃に起こります。 東京では1月4日までに55℃に達しました。 一目で見てわかりやすい三共のスギ花粉温度計が本日より始まりました。 

(1月4日) 明けましておめでとうございます。 このページも2001年で5年目を迎えますが、毎年読者数や医療相談、アンケートの回答者が増えてきてます。 今年も新しい試みも取り入れていきたいと思いますので、よろしくご協力お願いいたします。 もうすぐページの大規模な書き換えを計画しています。

(1月4日) Yahoo! Japan で「花粉症」を検索すると77件ヒットしますが,面白いことに、自動的にマスクのバナーがでたり、花粉症の書籍検索のバナー(Amazon.co.jp )が出てきます。 ここでは花粉症関連の図書は197冊検索できますが、本ページの方針と合うのは、耳鼻科医の書いた本のようです。 ただし、内科医、小児科医、免疫学者の書いた本も素晴らしいものも多く含まれます。 この検索ではまだでてきませんが、奥田稔氏の「やさしい花粉症の自己管理ー恐れず侮らず」2001年1月刊、950円、医薬ジャーナル社、は期待できます。 また医療従事者向けの「医薬ジャーナル1月号」では花粉症が特集され、7題の新しい研究が報告されています。


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